岩手県を代表するバス事業者「岩手県交通」を訪問。運行車両や沿線風景を一部紹介【 バスラマNo.188】
岩手県を代表するバス事業者・岩手県交通を訪問
2021年10月下旬に発行したバスラマNo.188では、岩手県を代表するバス事業者・岩手県交通を訪問した。同社はかつて国際興業グループの一員であったが、グループ再編の一環により、同じ東北の十和田観光電鉄、秋北バスとともにグループを離れ、国際東北グループを組織、現在その代表事業者に位置している。エリアは県庁所在地の盛岡市をはじめ、県南部全域に広がる。また東日本大震災による鉄道被災を機に、代行機関として運行開始したJR東日本の大船渡線BRTの運行も受託する。
現在の路線の主体は人口28万人を擁する盛岡市にシフトしており、盛岡駅を中心に市内・郊外各地へと延びる。一方ローカルエリアは撤退が進んだエリアも少なくない。都市間路線は東北圏内のほか盛岡―東京都内・TDL間などを結ぶが、総じてコロナ禍の影響を大きく受けている。取材では国際東北グループに移行後に進めてきた積極施策の数々、コロナ禍の影響などを、同社およびグループのトップである本田一彦氏からお聞きした。
岩手県交通の運行車両と沿線風景
岩手県交通の市街地路線バスの看板である電気バス・BYD K9。2018~2019年に計2台が採用され、環境対策の旗手として盛岡駅―イオンモール盛岡南間などで活躍する。
一般路線のバスは以前、国際興業の中古車が主体で、同社と同じデザインで揃えられていたが、ここ数年来は独自の新デザインを採用、数を増やしている。以下の新デザインは国際興業以外からの移籍車に塗装されている。
以下は近代的に整備された盛岡駅の高速バスターミナルで発車を待つ仙台線の日野セレガと、国際興業カラーの一般路線車(いすゞエルガ)。
バスラマNo.188ではこのほか、もう一つの事業者訪問として、開業20周年を迎えた名古屋ガイドウェイバス「ゆとりーとライン」、最多時2,000台が稼働した東京2020 東京オリンピック&パラリンピックのバス輸送の概要と舞台裏など、多彩な記事を用意した。
ぽると出版「バスラマNo.188」
【税込定価】1,498円(本体1,362円+税10%)
【サイズ】A4判 96ページ
【書籍コード】978-4-89980-188-7
【概要】
・バス事業者訪問232 岩手県交通
・バス事業者訪問233 名古屋ガイドウェイバス
・【特集】東京2020大会 バス輸送はこうして完了した
・【寄稿】100年に一度のエネルギー変革は商用EVから始まる!〈前編〉
・【レポート】山梨交通、電気バス2台を導入
・【レポート】最新の運転訓練車から 西武バスの“S-tory prologue”
・【特集】最新バス機器・用品ガイド
・【短期連載】あの頃のバス 渡邉嘉也さんの写真帖から
・粒よりの最新レポート、連載ほか
ぽると出版HP
(バスラマインターナショナル)