マイカー規制のある夏に富士山へ行くならバスツアーがおすすめ! 富士登山・五合目へ行ける関東・愛知発ツアーを紹介
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富士山五合目ってどんなところ?
日本一高い山、富士山は五合目でもかなり標高が高く、山梨県側の富士吉田は標高2,305メートルです(静岡県側の富士宮は2,400メートル)。見上げれば富士山頂が間近に、眼下には富士五湖や雲海の眺望が広がります。
近年では富士山への登山者だけではなく、夏には冷涼を求めて訪れる人々などで大人気。ただし夏季期間中はマイカー規制されているため、麓の指定駐車場からシャトルバスに乗り換える必要があります(富士スバルラインは一部車種の通行可能)。
その点、バスツアーは乗り換えなし! 五合目までそのまま向かえます。五合目にはレストランを併設した売店のほか、神社や簡易郵便局もありますよ。
富士山五合目の散策に適した服装って?
「夏の富士山五合目って何を着て行けばいいの?」と気になる方もいますよね。
山梨県側の富士山五合目の日中平均気温ですが、7月は約13.3℃で8月は約14.1℃。日中最高気温はそれぞれ15.2℃と18.8℃なので、目安としては東京だと10月から11月上旬くらいの平均気温です。
そう、都内は暑くても富士山五合目の気温は秋なのです。しかも風が強いので体感温度はさらに低め。荷物になりますが、秋物のジャケットやパーカーなどの上着を持っていくのがおススメです。五合目周辺は舗装されていますが、歩きやすい靴を履いていきましょう。
ちなみに、筆者は過去8月に訪れましたが、半袖+薄手のカーディガンだったため寒くてあまり動き回れず、小御嶽神社(後述)への参拝を諦め帰途につきました。
富士山五合目周辺の見どころって?
五合目には売店やレストランを併設した山小屋が数店舗と、小御嶽神社や展望台、簡易郵便局、フォトスポットなどもあります。
売店やレストラン
山小屋のレストランでは、それぞれ趣向を凝らしたメニューが味わえます。中でもライスを富士山型に盛り付けた富士山カレーは、どのレストランでも人気のメニュー。ライスの形や山頂に旗を立てているカレーがあるなど、店ごとに微妙に異なります。山梨県の郷土料理ほうとうをはじめ、うどんなど身体が温まるメニューも。
売店では富士山型のチョコレートやサブレに羊羹など、ここでしか買えない限定商品も多数あり、目移りしちゃうかも!?
小御嶽神社
小御岳山の山頂(富士山五合目)に鎮座し、富士登山前に安全祈願する参拝者などで賑わいます。直筆での御朱印授与を行なっているので、御朱印帳を持参しても大丈夫。境内には、くぐると縁結びや健康長寿にご利益があるとされる2本の勝男木や天狗の大斧、また境内の右奥には展望台があります。
神社への参道は、こみたけ売店と富士山みはらしとの間にあるので、鳥居を見逃さないようにご注意を。
富士山五合目簡易郵便局
五合園レストハウスに併設されています。
木で作られた「富士山はが木」に富士山がデザインされている120円切手(はが木によっては140円切手)を貼って、ご当地風景印を押してもらえば、心に残る素敵な思い出ができるでしょう。郵便窓口は平日はもちろん、土日祝日も開いているのが嬉しいところ。中でも富士山五合目限定の記念切手は、売り切れることがあるほどの大人気!
フォトスポット
五合目にはいくつかの展望台やフォトスポットも。
富士山五合目道標があるのはロータリーです。まずはこちらで記念撮影をしてみてはいかが? 五合目総合管理センターにあるスカイパレス展望台からは影富士と山中湖、小御嶽神社右奥の展望台からは小御嶽神社のほか山中湖が。
休憩所そばの展望台広場からは、本栖湖や南アルプス連峰と富士山頂方面が見えます。遥かかなた眼下に富士五湖を望めるのは、山梨県側の富士山五合目ならでは。
なおトイレですが、山梨県が管理している休憩所以外は基本的に有料(100円)です。
富士山五合目散策&富士登山バスツアー
バスツアーでは、観光ツアーと登山ツアーどちらも催行されています。
観光バスツアーでは、フルーツ狩りや河口湖周辺の観光、天然の冷蔵庫と呼ばれる鳴沢氷穴へ立ち寄るコースも。五合目での滞在時間は40分~90分程度です。
登山バスツアーでは、富士山専任ガイドが同行する初心者でも安心のツアーがあります。バスでの帰路途中にお風呂に入れるツアーもあり、さっぱりと汗を流せるのがうれしいポイント。
蒸し蒸しと暑い日本の夏。富士山で避暑気分を味わうのはいかがでしょう。
山頂を目指す方は準備万端のうえ、お気をつけていってらっしゃいませ。
(麻生のりこ)