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ベテランバス運転士の尾嶋誠司さんは、路線バスと高速バスのハンドルを握っています。
尾嶋さん:大好きなこの街(大阪)で仕事をしたいと思い、阪急バスに入社しました。
尾嶋さん:阪急バスに入社する以前は、まったく別の仕事に就いていました。その時は、必ずと言っていいほど1日の仕事が終わることはなく、翌日まで前日の仕事を引きずっていました。
しかしバス運転士は1日の乗務を終えて無事に車庫へ帰ってくれば、1日の仕事は終了。家などでゆっくり休んで、明日に向けてきっちり気持ちを切り替えることができます。私は翌日に引きずることなく、日々の生活にメリハリをつけることができるのが大きな魅力だと思います。
尾嶋さん:たとえば自分が住んでいるエリアを担当する場合、私の家族、同僚の家族や知人が乗車するかもしれません。その際、同僚の家族や知人はもちろんのこと、他のお客様も私の勤務態度をみて、同僚や会社のイメージをもつことになるでしょう。
私は、様々な方が利用されるバスだからこそ、安心してご乗車いただけるように意識しながらハンドルを握ることはもちろん、会社のイメージを担っているという誇りをもってお客様と接することを心がけています。路線バスはもちろんですが、高速バスでも同じ気持ちです。
尾嶋さん:どんな仕事を選んでも決して楽なことばかりではありませんが、バス運転士はこの街で暮らす方々を支えていると実感できる仕事です。ドライバー仲間がどんどん増えて欲しいので、阪急バスをぜひ受験してください!
ここからは、尾嶋さんとともに、宮本さんと久下さんのお二人にも加わっていただきました。
宮本さん:出ます、出ます! カーブの時にバスと同じように、大きくハンドルを切ってしまいます。
久下さん:私も同じです。内輪差が大きいバスを運転するクセで、通勤などにおいて乗用車を運転する時もつい余裕をもって曲がってしまいます。
宮本さん:空港線です! 付近には大阪国際空港があり、間近に航空機を見ることができます。
久下さん:大阪駅周辺や梅田界隈は、毎日変化していておもしろいです。見る度に街の風景が変化していくので見ていて飽きません。
尾嶋さん:淀川に架かる十三(じゅうそう)大橋もオススメのスポットです。国道のすぐ隣には、阪急電車のたくさんの線路が並んでいます。同時に何両もの列車が行き来する光景は、鉄道ファンにはもちろん、そうでない方でも楽しめます。あと新御堂筋の朝日の風景も素敵です!
――十三大橋は全長681.2mの長い橋です。淀川の上は見通しも良いので、これも圧巻ですよね。
阪急バスの路線バスでは、阪北線(11系統・13系統・63系統)、加島線(18系統)の大阪駅と十三駅間で見ることができます。
久下さん:朝早いのが苦手だったので最初の頃は辛い毎日でしたが、今ではすっかりこの生活サイクルにも慣れて、街の変化とともに仕事を楽しんでいます。
宮本さん:朝が早く、夜が遅いといったように、なにかとキツイ仕事のイメージがつきまとうバス業界ですが、労働環境は良くなってきています。また他の業界と比べて休憩時間が長いので、平日のお昼を有効活用することが可能なのもバス運転士の特徴です。
私は契約社員を経て、現在正社員として働いています。賃金や休暇といった面での違いを経験しているのですが、今後採用になる方は入社時から正社員として働けるので安心感を得られはずです。
※阪急バスでは、2019年4月からバス運転士の正社員採用を実施しました。
最後になりますが、阪急バスは優しい先輩や何でも相談しやすい責任者がたくさんいる働きやすいバス会社だと思います。皆さんが阪急バスに入社され、仲間となれる日を楽しみにしています!
話を重ねるうちに「あっ! そういえば」と、いろいろなエピソードを聞かせてくれた阪急バス運転士の皆さん。普段、運転中には、あまりお話しすることはできませんが、バス運転士の皆さんは様々な情報と知識をお持ちだということがわかりました。機会があれば、また他のエピソードを紹介したいと思います。
阪急バスの尾嶋誠司さん、宮本年雄さん、久下雄太さん、ありがとうございました。
(出雲義和)