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高速バスや運転士に関する素朴な疑問を解消!
今回のテーマは「運転士はなぜ帽子や手袋を身に着けるの?」です。高速バスマーケティング研究所・代表取締役 成定竜一さんに聞いてみました。
バスの運転士さんを想像すると、帽子と手袋を着けているイメージがありませんか?
バスに限らず電車もそうですが、なぜ着けているのでしょうか?
車内なのに、わざわざ着ける必要があるのか疑問…。
「道路運送法」は昭和29年にできた古い法律で、もっと古い鉄道の法律にも「制服を着用すべし」とありました。昔は道路や線路の状況も今より悪くて、事故や災害も多く、バスや鉄道の運転士は「バス車内、列車内の責任者」として、お客様に避難の指示や誘導を行なうようなケースも多かったのだと思います。
バス会社の制服、制帽の多くが、警察官などとよく似たデザインなのもそのような歴史を考えれば納得できますね。しかし時代は変わりましたから、そういった制服、制帽ではお客様に威圧感を与えてしまいますし、もう少しソフトなデザインのものが増えた方がいいのでは? とも思っています。
もちろん、法律にある「任務の重要性」を自覚することも重要ですし、動きやすさも大切なので、あまりにもデザイン重視、というものではいけないと思いますが。
なお、手袋については特に決まりはありません。長い時間運転をしていると汗ばんだりしますが、手袋をした方が手が滑りにくくなるので、ステアリング(ハンドル)や各種スイッチを操作する際に楽なのだそう。
バス運転席の様々なスイッチ類などは、乗用車に比べるとゴツゴツした感じですし。手のひら側に滑り止めが付いた手袋をしている人も多く見受けます。
もっとも、私たち乗る方からすると、白い手袋をしていると凛々しく見えます。なんとなく安心感を覚えますし、私は単純に「白い手袋、かっこういいなあ」と思って見てますね。