日本海側で雨雲発達 1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨 関東から九州も天気急変
今朝(27日)は、前線の南下に伴い、北海道から九州にかけての日本海側を中心に活発な雨雲がかかっています。北海道では未明に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降りました。また秋田県や鳥取県、熊本県など東北の日本海側や山陰、九州北部でも朝の時間帯に1時間に40ミリ前後の激しい雨が降りました。東北の太平洋側から九州南部にかけては晴れる所が多いですが、午後は天気の急変に注意が必要です。
●北海道では記録的な雨に 非常に激しい雨の降った所も
今朝(27日)は、低気圧から延びる前線の南下に伴い、北海道から九州にかけての日本海側を中心に活発な雨雲がかかっています。未明には、北海道函館市川汲(かっくみ)で1時間に52.0ミリの非常に激しい雨が降りました。また朝には、秋田市で1時間に40.0ミリ、由利本荘市で39.0ミリ、熊本県天草市牛深で39.5ミリ、鳥取県米子市で38.0ミリなど、東北の日本海側や山陰、九州北部でも朝の通勤の時間帯から激しい雨が降りました。北海道宗谷地方の豊富町では午前0時50分までの24時間に、平年8月一か月分の雨量の1.5倍以上になる197.5ミリの雨が降り、観測史上一位を記録しました。
今日27日はこの後も北海道の日本海側から九州北部にかけては午前中を中心に雨雲が発達し、局地的に激しい雨や非常に激しい雨が降るでしょう。大雨となる所がありそうです。午前9時30分現在、北海道留萌地方、秋田県、山口県北部に土砂災害警戒情報が発表されています。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
●関東から九州も午後は天気急変 激しい雨や雷雨
東北の太平洋側から九州南部にかけては午前中を中心に晴れる所が多いですが、午後は大気の状態が不安定になるため、天気の急変に注意が必要です。局地的に激しい雨や雷雨となるでしょう。明日28日午前6時までに予想される雨の量は多い所で、関東甲信で100ミリ、近畿で80ミリとなっています。局地的に雨雲が発達すると道路が一気に冠水したり、川が増水したり、徒歩や車の運転は危険な状態になります。日本海側だけでなく、太平洋側でも空模様の変化にご注意ください。