8月も終わりに近づいていますが、東海地方は、この先2週間も厳しい残暑が続くでしょう。特に、30日(土)から9月1日(月)頃は、体に堪える危険な暑さとなりそうです。9月に入っても万全な熱中症対策が必要となりそうです。

●暑さ収まらず今日26日も厳しい残暑 今年これまでの猛暑日日数

今日26日の東海地方は、日差しはあるものの、地上付近に湿った空気が入っている影響で、やや雲の多い天気となっています。一部では、発達した雨雲が見られます。今夜にかけて晴れる所が多いですが、急な雨や雷雨に注意してください。最高気温は、名古屋で35℃などで、所々で猛暑日となるでしょう。極端な暑さとはなりませんが、油断せずに熱中症対策をしましょう。

なお、今年の猛暑日(最高気温35℃以上)日数は、昨日25日までで、名古屋では38日となっています。記録的な暑さとなった2024年は47日でした。今後も、35℃以上の猛暑日が予想されるため、記録に迫る可能性があります。

●27日(水)~9月2日(火) 8月最後の週末は体に堪える危険な暑さに

明日27日は、前線が本州付近を通過する見込みです。晴れたり、雨が降ったりと変わりやすい天気となりそうです。午後は、一時的に雨の降る所が多くなり、局地的に雨脚が強まることがあるでしょう。天気の急な変化に注意してください。
前線通過後、28日(木)から9月1日(月)にかけては、高気圧に覆われる見込みです。広い範囲で雨の心配はなく、強い日差しと猛暑が続くでしょう。にわか雨や雷雨となる所はありますが、長い時間降るような雨はなさそうです。
2日(火)は、晴れ間はあるものの、前線や湿った空気の影響で、一時的に雨の降る所が多いでしょう。

8月最後の週末、30日(土)から31日(日)は、危険な暑さとなりそうです。最高気温は、名古屋や岐阜で38℃~39℃が予想されます。お出掛けする方も多いと思いますが、万全な熱中症対策が必要となりそうです。

●9月3日(水)~8日(月) 厳しい残暑が続く

9月3日(水)以降は、少し天気に変化が出てきて、前線や湿った空気の影響を受ける日がたびたびありそうです。曇りや雨の日が多くなるでしょう。雲に覆われて、多少日差しが抑えらえるため、35℃以上の猛暑日となる日は少なくなりそうです。ただ、9月にしては気温の高い状態が続き、厳しい残暑は続く見込みです。
暑さによる疲れに加え、子供たちは2学期が始まり疲れも溜まりやすい頃です。十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、体調管理に気をつけてください。

●熱中症の症状とは?

熱中症には、様々な症状があります。

はじめは「手足がつる」「立ちくらみ」「めまい」「生あくび」「筋肉痛」「筋肉のこむら返り」などです。また、汗が止まらない、あるいは、汗が出ないなど「汗のかき方がおかしい」というものもあります。

他にも「なんとなく体調が悪い」「すぐに疲れる」というのも初期症状です。また、周囲の方から見て「イライラしている」「フラフラしている」「呼びかけに反応しない」「ぼーっとしている」といった、いつもと違う症状も、熱中症を疑うポイントです。

症状が進むと、「頭痛」「嘔吐」「虚脱感」「倦怠感」「集中力低下」「判断力低下」などが起こります。

応急処置をしても症状が改善されない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車を呼んでください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士