今日25日はゲリラ雷雨に注意 局地的に滝のような雨も 大雨による災害に注意・警戒
今日25日(月)は、大気の状態が不安定になるため、午後も雨雲や雷雲が湧きやすいでしょう。東北南部から九州にかけての広い範囲で、晴れていても急に天気が変化する可能性があります。今夜遅くにかけては、あちらこちらでゲリラ雷雨があるでしょう。局地的に激しい雨や、滝のような非常に激しい雨の降るおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。
●東海地方を中心に発達した雨雲や雷雲
今日25日の13時10分現在、東海地方を中心に雨雲が発達し、カミナリを伴って雨脚の強まっている所があります。
13時10分までの1時間に、愛知県新城市新城では31.5ミリの激しい雨が降り、新城市作手では28.0ミリと、土砂降りとなりました。また、静岡県佐久間町では13.0ミリのやや強い雨が降りました。
●今夜遅くにかけて局地的に滝のような雨も
今日25日は、強い日差しによる気温の上昇や湿った空気の影響で、広く大気の状態が非常に不安定となっています。午後は東北南部から九州にかけて、発雷確率が高くなっています。特に長野県などの関東甲信、東海、近畿、四国、中国の山沿いを中心に発雷確率が高くなっています。晴れていても、局地的に雨雲が発達しそうです。
今夜遅くにかけては、あちらこちらでゲリラ雷雨があるでしょう。局地的に激しい雨や、滝のような非常に激しい雨の降るおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、氷の粒「ひょう」にも注意が必要です。
黒い雲が近づく、ゴロゴロとカミナリの音が聞こえる、暑かったのに急に冷たい風が吹くなど、積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物や車の中など、安全な場所に移動するようにしてください。
●ゲリラ豪雨に遭遇したら
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。
① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。