今日24日(日)は、関東など東日本を中心に午前からハイペースで気温が上昇。群馬県では昼過ぎに39℃を超え、東京都心も37.3℃(13時まで)と、8月下旬のここにきて今年一番の暑さを記録しました。この後も更に気温が上がり、大気の状態が非常に不安定。九州~東北では局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれ。道路の冠水などに警戒が必要です。

●東京都心で今年一番の暑さ 8月の猛暑日日数最多

今日24日も、西日本と東日本を中心に高気圧に覆われ、関東を中心に午前からハイペースで気温が上昇。13時までの最高気温は、群馬県桐生市では39.4℃、埼玉県鳩山町39.1℃と、体温超えの危険な暑さに。3位~10位も38℃台と、ほぼ関東で観測されています。東京都心も37.3℃と、8月下旬のここにきて、今年一番の暑さとなりました。東京都心は、今日24日で1週間連続で35℃以上の猛暑日となり、8月の猛暑日の日数は13日目となり過去最多を更に更新しました。

●関東を中心に発雷確率が高い

24日午後は、気温上昇と、太平洋高気圧の縁をまわる湿った空気の影響で、九州~東北の広い範囲で大気の状態が非常に不安定となります。発雷確率(雷が発生する確率)は関東を中心に80%以上と高くなっています。

●九州~東北で大気の状態が不安定 局地的に滝のような雨に警戒

晴れている所も天気の急変に注意。山沿いだけでなく、平野部でも雨雲や雷雲が発生、流れ込むおそれがあります。自分の住んでいる所が晴れていても、隣町では激しい雨が降るといったゲリラ的な降り方となるため警戒が必要です。特に、関東や東北では、局地的に1時間に50ミリ以上の滝のような雨が降り、アンダーパスなど低い所は一気に冠水するおそれがあります。

また、「山の雷、川の増水」と言われるように、山で雷雨があると、下流の川は晴れていても急に増水することがあるため警戒が必要です。

●ゲリラ雷雨に遭遇したら

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。

① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士