雨が降る日があっても、西日本と東日本を中心とした猛烈な暑さは9月のはじめまで続きそう。関東から西では連日の熱帯夜。台風が発生しやすい時期でもあるため、こまめに最新の予報を確認してください。

●26日~27日は北日本で大雨のおそれ

明日25日(月)は大陸からのびる前線上に低気圧が発生して、26日(火)から27日(水)にかけて発達しながら北海道付近を通過するでしょう。北海道や東北の日本海側は雨や風が強まり、警報級の大雨になるおそれがあります。関東から九州にかけても前線が通過するため、27日(水)を中心に雨が降り、一時的に雨脚が強まるでしょう。

前線が通過したあとも、西日本や東日本では真夏のような猛暑が収まる気配はなく、最高気温が35℃以上の猛暑日が続く所もありそうです。30日(土)と31日(日)の最高気温は、名古屋で37℃、大阪で36℃と体温並みの暑さ。東京都心は、30日(土)に35℃と猛暑日の予想です。

最低気温は、北海道で平年並みか低い予想で、その他は平年より高い日が多いでしょう。沖縄や九州から関東では夜間も気温が25℃を下回らない熱帯夜の所が多く、寝苦しい夜が続きます。8月も終わりになりますが、昼夜を問わずエアコンを使い、こまめに水分をとるなど、熱中症対策を心がけてください。

●9月に入っても厳しい残暑が続く

9月1日(月)以降は、低気圧や前線の影響で雨の降る日があるでしょう。沖縄や九州は2日(火)から3日(水)、東海は3日(水)から5日(金)にかけて雨が降りそうです。関東や東北も4日(木)から5日(金)頃に雲が増えて、雨の降る可能性があります。北海道では2日(火)を中心に雨が降りますが、3日(水)以降はおおむね晴れるでしょう。

9月は、台風発生数の平年値が5.0個と、8月に次いで多くなっています。また台風の接近数や上陸数の平年値も8月に並び多い時期で、台風シーズンになります。台風が発生すると予報が大きく変わる可能性があるため、こまめに最新の天気予報を確認してください。

最高気温が35℃以上の猛暑日地点は、9月に入ると日ごとに少なくなるでしょう。ただ、猛暑が落ち着いても、沖縄や九州から関東の最高気温は広く30℃以上の真夏日が続きます。曇りや雨でも35℃近くまで上がる所があるでしょう。最低気温は関東から西で25℃以上と、朝晩も秋の気配は感じられません。暑さによる疲れが出ないよう、睡眠や食事をしっかりとってください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士