関東・東海は午前から体温並みの暑さに 午後は40℃予想も 週末にかけて暑さピーク
今日21日(木)も午前中から気温上昇のペースが早く、関東や東海ではすでに体温並みの危険な暑さとなっている所があります。午後はさらに気温が高くなるため、万全の熱中症対策が必要です。週末にかけても暑さのピークが続く見通しで、関東の内陸では40℃に達し、危険な暑さとなりそうです。
●関東・東海 午前から体温並みの危険な暑さ
今日21日(木)も東日本・西日本では高気圧に覆われて晴れている所が多くなっています。気温がグングン上昇し、関東や東海では、午前中からすでに体温並みの危険な暑さとなっている所があります。
午前11時までの最高気温は、埼玉県鳩山町と東京都八王子市、静岡県浜松市で37.0℃、群馬県桐生市で36.9℃、埼玉県熊谷市、東京都府中市、三重県桑名市で36.6℃などとなっています。
●午後も気温上昇 関東の内陸では40℃予想も
午後もさらに気温が上がる予想で、東北南部から九州にかけて、最高気温が35℃以上の猛暑日となる所が多いでしょう。
特に関東の内陸では危険な暑さとなり、群馬県桐生市では40℃の予想で、群馬県伊勢崎市や埼玉県熊谷市、栃木県佐野市などでは39℃の予想です。
今日21日(木)は関東から九州にかけて、熱中症警戒アラートが発表されています。こまめに水分や休憩をとり、我慢せずにエアコンを使用して、万全の熱中症対策で猛烈な暑さをしのいでください。
●週末も災害級の暑さ続く
東日本や西日本ではこの先も猛暑が続く予想です。
名古屋市では、連日の体温超えの気温となりそうです。また、24日(日)は前橋市など関東の内陸で40℃以上の危険な暑さが予想されています。
日中は災害級の暑さとなりますが、夜になってからもなかなか気温が下がりません。昼夜を問わず熱中症対策を万全にしてお過ごしください。
●あると便利 熱中症対策グッズ
夏のレジャーなど、暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。
① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。
熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。