明日19日の明け方は、東の低空に見えている水星が太陽から最も離れ、「西方最大離角」となります。「西方最大離角」とは、太陽から西側に最も離れて見えやすくなる時のことで、日の出前の東の低い空で水星を見ることができます。本州は広い範囲で晴れて、観測のチャンスとなりそうです。双眼鏡などを使って探してみてはいかがでしょうか。

●明日19日の明け方 水星が「西方最大離角」

明日19日の明け方は、東の低い空に見えている水星が太陽から最も離れ、「西方最大離角」となります。「西方最大離角」とは、太陽から西側に最も離れて見えやすくなる時のことを言います。

地球の内側を公転する水星は見かけ上、太陽から大きく離れることがなく、日の入り後の西の空か日の出前の東の空にしか見ることができません。今回のように、太陽から西側に最も離れる「西方最大離角」の時には、いつもは見えにくい水星を日の出前の東の低い空で見ることができます。

0.1等級と明るいため、位置がわかれば肉眼でも観測が可能です。右上に輝く明けの明星の金星や木星との位置関係も参考になります。

●本州は広い範囲で観測のチャンスに

明日19日の日の出は、東京都心で午前5時3分、大阪市で午前5時21分、福岡市で午前5時43分です。日の出前は、北海道と沖縄は曇りや雨で、あいにくの天気でしょう。本州は雲が広がる所もありますが、広い範囲で晴れて観測のチャンスがありそうです。

少し早起きをして空を見上げ、双眼鏡などを使って探してみてはいかがでしょうか。

情報提供元: tenki.jp日直予報士