お盆休み明けの18日(月)以降も猛暑続く 前橋など38℃予想 熱中症対策を万全に
お盆休み明けの18日(月)以降も引き続き猛烈な暑さとなる所が多いでしょう。18日(月)の最高気温は、前橋や名古屋で38℃の見込みです。各地で熱中症リスクの高い状態が続くため、体調管理にお気をつけください。
●この先しばらく太平洋高気圧の勢力が強い
この先しばらくは太平洋高気圧の勢力が強いでしょう。関東では明日16日は湿った空気の流れ込みが強まりますが、東日本から西日本では、全般に向こう1週間は高気圧の圏内となる見込みです。
北日本は、低気圧や前線の影響を受ける日が多く、短い周期で雨が降るでしょう。
●関東から九州ではお盆休み明けも猛暑が続く
明日16日は関東では雲が広がりやすく、一時、雨の降る所もあるでしょう。雷を伴い激しい雨や非常に激しい雨になる恐れもあります。東海から九州では、午後を中心に局地的な激しい雨や雷雨に注意が必要ですが、晴れる時間が多いでしょう。明後日17日以降は、東日本から西日本は全般に晴れたり曇ったりの天気で、にわか雨の可能性はあるものの、連日、強烈な日差しが照り付ける見込みです。
強い日差しの影響もあり、関東から九州では、休み明けの18日(月)以降も猛暑となる所が多いでしょう。前橋や名古屋では、18日(月)は最高気温38℃と、体温を超える危険な暑さとなる見込みです。お盆休みの期間中、冷房のきいた部屋で過ごして屋外に出る機会の少なかった方は、急な暑さで体調を崩さないよう、より一層、熱中症対策を万全にしてお出かけください。しばらくは熱中症リスクの高い状態が続く見込みです。
●プレクーリングで熱中症予防
熱中症対策の1つに「プレクーリング」があります。これは、屋外の作業などを始める前に、あらかじめ体を冷やしておくことで、作業中に体温が上がるペースを緩やかにする方法です。プレクーリングには、2つの種類があります。
1つは、体の内部から冷やす方法です。冷たい物を飲むことで、体の内部から冷やすことができますが、おすすめは「アイススラリー」です。スポーツ飲料と、凍らせたスポーツ飲料を、ミキサーで撹拌して作ります。微細な氷と液体が混ざっているので、液体だけを飲む時に比べて、冷たさがゆっくりと体の内部に浸透します。水分だけでなく、塩分や栄養素も補給できますが、一度に大量に飲むと、胃に負担をかけるので、少しずつ飲みましょう。1回に100グラム程度、数回に分けて飲むのがよいとされています。
もう1つは、体の外部から冷やす方法です。保冷剤などが体に接触するように作られたクールベストや、ファンのついた上着を着るのもおすすめです。また、水の入った器に手や足を入れて、10分程度、冷やすだけでもプレクーリングできますが、水温は10~15℃が効果的で、温度が低すぎると血管が収縮してしまい、逆効果になります。他にも、休憩時間に、椅子に座り、手足を水につけながら、スプレーで全身に水をかけて扇風機で風を送ると、脱水状態が軽減されます。
プレクーリングは、いくつかの方法を組み合わせて実施すると、より効果的です。暑い中での作業でも、できるだけ熱中症を防いでください。