明日16日(土)と明後日17日(日)は東日本・西日本を中心に晴れますが、天気の急変に注意してください。来週は猛暑が続く予想です。お盆明けは、暑さに慣れていた体が元に戻ってしまっていたり、疲れがたまっていたりするため、特に熱中症に注意が必要です。

●お盆休み最終盤の天気 急な雷雨に注意

お盆休み最終盤の明日16日(土)と明後日17日(日)は、東日本・西日本を中心に晴れますが、天気の急変に注意が必要です。

【北日本】
明日16日(土)は各地で晴れて行楽日和となるでしょう。最高気温は30℃を超える所がほとんどで、東北南部では35℃以上の猛暑日となる所もありそうです。
明後日17日(日)は、前線が通過するため、雨の降る所が多いでしょう。日本海側を中心に雷を伴って、雨脚の強まる所がありそうです。前線が通過するタイミングで風も強まりそうです。東北南部では猛暑日となる所があり、引き続き熱中症対策が必要です。

【東日本】
明日16日(土)、明後日17日(日)とも晴れて強烈な日差しが照りつけるでしょう。ただ、午後は大気の状態が不安定となり、内陸や山沿いを中心に、激しい雨や非常に激しい雨が降るでしょう。山や川でのレジャーの際は、自分がいる場所だけでなく、周囲の雨雲の状況なども確認してください。
内陸を中心に体温並みの危険な暑さが予想され、明後日17日(日)の最高気温は、前橋や岐阜で37℃の予想です。車内での熱中症にも十分注意してください。

【西日本・沖縄】
2日間とも広い範囲で晴れて、所々で猛暑日となるでしょう。日傘や帽子などで、直射日光を遮り、暑さ対策をするようにしてください。午後は局地的に雷雨や激しい雨があるでしょう。空模様の変化に注意が必要です。
沖縄もおおむね晴れますが、湿った空気の影響で、にわか雨がありそうです。

●来週は40℃に迫る暑さも 熱中症に厳重警戒

連休明け以降も、猛暑が続く見通しです。
最高気温は、東京都心や大阪で35℃以上の猛暑日が多くなり、名古屋では体温並み、または体温を超えるほどのの猛烈な暑さが続きそうです。
また、来週は、関東甲信や東海付近の上空に、晴れれば地上で40℃近くの気温となる可能性のある暖気が流れ込む予想です。危険な暑さとなりますので、さらに一段階、警戒度を高めて、熱中症に厳重に警戒してください。

さらに、夜も気温があまり下がらず、東日本や西日本では、最低気温が25℃を下回らない熱帯夜が続く見通しです。昼夜を問わず、エアコンを適切に使用して、体調管理には十分注意してください。

●お盆明け 特に熱中症に注意が必要

お盆明けは、特に熱中症に注意が必要です。
連休中、暑熱順化(体が暑さに慣れること)が戻ってしまい、熱中症にかかりやすくなっている場合があります。また、普段と違う生活リズムや、長い移動などで疲れている場合も、特に熱中症に注意が必要となります。
軽い運動やストレッチ、入浴などで、熱中症にならないよう体を暑さに慣れさせるとよいでしょう。

万が一、熱中症の症状が疑われる場合は、速やかに応急処置を行ってください。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士