明日14日(木)も厳しい暑さが続き、九州~東海を中心に最高気温が35℃以上の所があるでしょう。晴れる所は多くなりますが、午後は急な雨や雷雨に注意が必要です。

●西日本を中心に晴れて強い日差し

明日14日(木)は、西日本付近に中心を持つ高気圧に覆われるでしょう。九州から近畿にかけては、おおむね晴れる見込みです。気圧の谷や湿った空気の影響を受ける、東海から北海道にかけては、雲が広がりやすいでしょう。ただ、雲の間から日差しの出るところは多くなりそうです。

台風11号が遠ざかる沖縄では広く晴れますが、先島諸島(石垣島・与那国島等)ではうねりを伴った高波や強風にご注意ください。

●午後は所々で雨雲や雷雲が発生 天気の急変に注意

午後は気温の上昇や高気圧の縁をまわって流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が不安定になるでしょう。晴れて気温の上がる九州から近畿を中心に、にわか雨や雷雨がある見込みです。特に山沿いでは活発な雨雲や雷雲が発生しやすく、激しい雨が降ることもあるでしょう。短い時間に強まる雨や雷雨、ひょう、竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

特にお盆休み中で山や川のレジャーを予定されている方は、天気の急変や川の増水などにご注意ください。

●厳しい暑さ続く 熱中症に警戒

最高気温は平年並みか高く、九州~東海を中心に35℃以上の猛暑日の所があるでしょう。

予想最高気温は、札幌と仙台は29℃、東京32℃でしょう。今日と同じかやや低くなりますが、湿度は高く蒸し暑くなりそうです。名古屋と大阪は35℃、高知34℃、福岡33℃と厳しい暑さが続くでしょう。

また、熱中症警戒アラートが、今日(16府県)より多い23府県に発表されています。(石川、福井、京都、大阪、兵庫、和歌山、広島、岡山、島根、鳥取、徳島、香川、愛媛、高知、山口、福岡、大分、長崎、熊本、佐賀、宮崎、鹿児島(奄美地方を除く)、沖縄(本島地方、八重山地方))

●熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士