近畿地方では、明日13日からは次第に晴れる所が多くなり、35℃以上の猛暑日となる地点も増えるでしょう。京都では来週の19日(火)には37℃まで上がる予想です。再び熱中症リスクが高まりますので、万全な対策をしてください。お盆休みのあいだは急な雨にも注意が必要です。

●大雨のあとは猛暑が戻る 熱中症に警戒

13日(水)から、高気圧が西日本付近で勢力を強めるため、日ごとに晴れる所が多くなるでしょう。
最高気温の予想をみると、京都では、13日(水)は7日ぶりに35℃以上の猛暑日となる可能性があり、その後も35℃以上が続いて来週の19日(火)には37℃くらいまで上がる見込みです。大阪などでも、14日(木)以降は35℃以上が予想されています。
熱中症リスクが再び高まるので、万全な対策が必要です。屋外でのレジャーは、飲み物を十分に準備し、日陰を確保するなどしてください。

なお、今日12日、大阪管区気象台は、近畿地方の「高温に関する早期天候情報」を発表しました。15日(金)ごろから気温がかなり高くなり、2週間先まで気温の高い状態が続く見通しです。
熱中症リスクの高い状態が長く続きます。規則正しい生活を心がけ、農作物や家畜の管理などにもご注意ください。

●使える!熱中症対策グッズ

暑いなか外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると便利です。

① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。

なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。

●お盆休み(15日)のあいだは急な雨にも注意

13日(水)は日差しが戻りますが、湿った空気の影響で午後は雨の降る所があるでしょう。
中国山地の周辺で発生した雨雲が北西の風に流されて、京阪神など市街地でも通り雨の可能性があります。極端に降り方が強まることはない見込みですが、お墓参りなどお出かけの際は、帰りに雨にあわないよう折り畳みの傘があると安心です。
14日(木)以降も、気温の上がる午後は山沿いを中心に雨や雷雨の所があるでしょう。広い範囲での雨ではないものの、山や川のレジャーを計画されている方は、空模様の変化にお気をつけください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士