全国のお盆の天気 次第に晴れて猛暑が戻る 局地的に雨や雷雨 台風11号は沖縄へ
明日9日から12日までは、広い範囲で雨が強まる恐れ。盆の入りの13日からは次第に晴れて、再び猛烈な暑さとなる地域も。台風11号は沖縄付近へ進む予想。
●明日9日(土)~12日(火) 活発な雨雲 九州から東北まで広がる
この先、前線が次第に北上して、本州付近に停滞。活動の活発な状態が続きそうです。
明日9日(土)は、九州では雨や雷雨で、局地的に激しく降るでしょう。鹿児島県を中心に、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、災害の危険度がさらに増す恐れもあります。
明後日10日(日)から12日(火)は雨の範囲が九州から東北まで広がるでしょう。九州北部や山陰、北陸など、日本海側の地域を中心に雨の量が増加し、警報級の大雨になる所もありそうです。大雨により道路や線路が冠水するなど、交通が乱れる可能性もあります。特に長距離の移動をご予定の方は、目的地までの気象情報や交通情報を確認のうえ、余裕を持って行動すると良さそうです。
広く雨が降るため、気温の上昇は抑えられ、猛暑はいったん収まるでしょう。
●13日(水)以降 日差し&猛暑が戻る 局地的に雨や雷雨
盆の入りの13日(水)からは、前線の活動が弱まり、高気圧の張り出しが強まってきます。
次第に晴れのエリアが広がり、強い日差しが照り付けるでしょう。
気温が日に日に高くなり、東海や西日本の内陸を中心に猛烈な暑さが戻ってきそうです。熱中症のリスクが再び高まります。
こまめな水分補給や、適度な塩分補給を心掛けましょう。めまいや立ちくらみ、手足のしびれ、軽い頭痛や吐き気など、少しでも体調の異変を感じたら、すぐに涼しい所で休憩し、体を冷やすことが大切です。
熱中症に加えて、天気の急な変化にも注意が必要です。
気温の上昇や湿った空気の影響で、連日のように所々で雨雲や雷雲が発達するでしょう。屋外のレジャーをご予定の方も多いと思いますが、念のため、急な雨への備えをしておくと良さそうです。なお、川では、その場では晴れていても、上流で降った激しい雨によって水位が一気に増す危険性があります。雨雲レーダーをこまめにチェックするなど、周辺の状況にも気を配りつつ、無理のない行動を心掛けてください。
●天気急変のサインとは
天気急変のサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、落雷が発生したりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。
避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。
単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることがほとんどです。スマホで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。
●台風11号 12日(火)頃に沖縄付近へ
今日8日(金)に発生した台風11号は、西よりに進む見込みです。12日(火)から13日(水)頃には沖縄へ近づくでしょう。
まだ、進路の予想には少し幅がありますが、沖縄では雨と風がともに強まり、荒れた天気になる可能性があります。
沖縄にお住まいの方や、沖縄への旅行を計画している方は、最新の台風情報に注意が必要です。