金沢で記録的な大雨 7日昼過ぎにかけて富山県や石川県で新たに線状降水帯発生の恐れ
今日7日の明け方には石川県加賀で線状降水帯が発生。金沢市では今日7日午前7時50分までの6時間雨量が218.5ミリと観測史上1位の記録となりました。富山県と石川県では今日7日昼過ぎにかけて新たに線状降水帯が発生する恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
●石川県で線状降水帯が発生 記録的な大雨
今日7日は、低気圧が北日本に近づき、低気圧から延びる前線が日本海に延びています。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、北日本から西日本で大気の状態が非常に不安定になっています。午前11時現在も北海道から九州にかけて活発な雨雲や雷雲がかかっています。
今日7日の明け方には石川県加賀で線状降水帯が発生しました。石川県で線状降水帯が発生したのは今年初めてです。金沢市では今日7日午前7時50分までの6時間雨量が218.5ミリと観測史上1位の記録となりました。平年の8月のひと月分の雨量を超えるような大雨がたった6時間で降ったことになります。
●土砂災害警戒情報や氾濫危険水位に達した河川も
今日7日11時現在も青森県や新潟県、富山県、石川県、兵庫県には土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。警戒対象地域ではこれまでの大雨で土砂災害の危険度が高まっています。崖の近くや谷の出口など土砂災害警戒区域にお住まいの方は、市町村から発令される避難指示に注意し、少しでも安全な場所への避難を心がけてください。
また、富山県を流れる小矢部川には午前9時40分に氾濫危険情報(警戒レベル4相当)が発表されました。小矢部川では、氾濫危険水位に到達し、氾濫の恐れがあります。市町村からの避難情報を確認するとともに、各自安全確保を図るなど、適切な防災行動をとってください。
●富山県と石川県では昼過ぎにかけて新たに線状降水帯が発生する恐れ
富山県と石川県では今日7日昼過ぎにかけて新たに線状降水帯が発生する恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。危険な斜面や増水した河川には近づかないようにしてください。
また、北海道や東北、新潟県、九州にも活発な雨雲がかかり、雨量が多くなる恐れがあります。大雨災害に警戒が必要です。
明日8日正午までに予想される24時間降水量は多い所で
北海道地方 80ミリ
東北地方 80ミリ
北陸地方 100ミリ
近畿地方 80ミリ
九州北部地方 150ミリ
その後、明日8日正午から明後日9日正午までに予想される24時間降水量は多い所で
九州北部地方 120ミリ
※線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。