今日5日から明日6日にかけては、日本海側や山沿いを中心に、雨や雷雨の所があるでしょう。急な激しい雨や、落雷、突風に注意をしてください。7日(木)は雨の範囲が広がり、警報級の大雨となる恐れがあります。今後の情報にご注意ください。昼間の猛烈な暑さは、次第に落ち着く見込みです。

●今日5日と明日6日 所々で雨や雷雨

今日5日から明日6日にかけて、前線を伴った低気圧が北日本付近を東へ進む見込みです。近畿地方は、低気圧や前線に流れ込む湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定になるでしょう。
晴れ間も出ますが、所々で雨や雷雨がある見込みです。日本海側では、局地的に、バケツの水をひっくり返したような激しい雨の降る恐れもあります。家を出るときに晴れていても、雨具を持っておくと良いでしょう。

●7日(木)は雨の範囲が拡大 猛暑は落ち着く

7日(木)は、低気圧から延びる前線が近畿地方を南下する見込みです。南部も含めて広い範囲で雨が降るでしょう。久しぶりのまとまった雨が降り、恵みの雨となりそうです。ただ、雷を伴って雨脚が強まり、警報級の大雨となる恐れもあります。24時間降水量は、中部や南部では50mm~100mmくらいの所が多く、紀伊山地の一部では100mmを超える予想となっています。

雨によって、最高気温は30℃から34℃くらいに落ち着く見込みです。これまでの危険な暑さから解放されそうですが、熱中症への油断は禁物です。雨の降る日は、のどの渇きを感じにくくなりますので、意識的に水分補給を行ってください。

●大雨が発生 とるべき対応は

実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。

① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。

② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。

③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。

④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。

⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。

情報提供元: tenki.jp日直予報士