東海地方は、4日(金)に梅雨が明け、例年より早く本格的な真夏が始まっています。今日6日(日)も、危険な暑さになる見通しで、愛知県と三重県には熱中症警戒アラートが発表されています。昼間の外出をなるべく避けて、冷房の効いた涼しい環境で過ごしましょう。

●平野部は広く猛暑日に

今日6日は、東海平野部は35℃以上の猛暑日になる所が多いでしょう。日中の予想最高気温は、名古屋で38℃、岐阜で37℃、津で36℃です。名古屋や津では、最小湿度が50%前後までしか下がらず、かなり蒸し暑くなる見込みです。愛知県と三重県は、特に湿気が多く暑さ指数が高くなるため、熱中症警戒アラートが発表されています。岐阜の最小湿度は40%近くまで下がりますが、体温並みの危険な暑さになるでしょう。時間を決めたこまめな水分補給など、熱中症対策を万全になさってください。また、今日は雨が降る所はほとんどなく、気温が30℃を下回るのは、今夜9時頃になる見込みです。暑い時間が長く、冷房が欠かせません。今夜も気温は下がり辛く、熱帯夜の所が多くなりそうです。早くも夏バテしないように、体調管理にご注意ください。

●週間予想最高気温

向こう一週間は、真夏の暑さが和らぐことなく、猛暑が続くでしょう。名古屋や岐阜は、明日7日には38℃が予想されています。目先の暑さのピークは明日になりますが、週末にかけて35℃以上の猛暑日が続くでしょう。その他の地域は、30℃以上の真夏日が続く見込みです。沿岸部は、海風の影響で気温がやや抑えられますが、その分湿気があって蒸し暑さが厳しいでしょう。熱中症対策が欠かせません。

●週間予報

向こう一週間は、平野部を中心に晴れ間が出る日が多いでしょう。ただ、湿った空気の影響を受けやすく、安定した夏空が広がる日は少なくなりそうです。晴れていても、にわか雨や雷に注意が必要な日が多くなる見込みです。山や川など、屋外のレジャーは特に天気の急変にご注意ください。雨が続けば、暑さは幾分和らぎますが、短い時間の雨が中心で蒸し暑さだけが厳しくなりそうです。

●熱中症警戒アラート 発表時の予防行動

熱中症警戒アラートが発表された際に、積極的にとるべき行動が5つあります。

①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。

②屋外やエアコンが設置されていない屋内での運動は、原則中止や延期をしましょう。

③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。

④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢の方や子ども、持病や肥満、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方の声かけが大切です。

⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士