鹿児島県トカラ列島近海では、先月6月21日から地震が相次いでいます。昨日2日は最大震度5弱を2回も観測し、今日3日朝も最大震度4を観測。3日13時までの地震回数は1000回近く。気象庁は当分の間、同程度(震度5弱程度)の地震に注意を呼び掛けています。

●トカラ列島の地震1000回に迫る 今朝も最大震度4を観測

鹿児島県トカラ列島近海では、先月6月21日から地震が相次いで発生しています。昨日2日は、最大震度5弱を2回も観測し、今日3日朝も鹿児島県十島村で最大震度4の地震が発生しました。

6月21日~今日7月3日13時まで、トカラ列島で震度1以上の地震は978回発生しました。

気象庁は当分の間、同程度(震度5弱程度)の地震に十分に注意するよう呼び掛けています。

一方、トカラ列島だけでなく、今朝(3日)は秋田県内陸南部でM3.8の地震があり、秋田県大仙市で最大震度3を観測しました。

地震は突然やってくるため、日頃から備えを万全に行いましょう。

●緊急地震速報が発表されたら

緊急地震速報とは、地震の発生直後に、各地での強い揺れの到達時刻や震度を予想し、可能な限り、素早く知らせる情報のことです。緊急地震速報が発表された場合は、強い揺れの前に、自らの身を守ることが大切です。緊急地震速報が発表されたら、次のような行動を心がけてください。

① 屋内にいる場合は、扉を開けて避難場所を確保し、丈夫な机の下など安全な場所に避難しましょう。
② 屋外にいる場合は、ブロック塀や看板から離れ、頭を守りましょう。丈夫なビルのそばであれば、ビルの中に避難してください。
③ エレベーターの中にいる場合は、全てのフロアのボタンを押しましょう。最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。

いつ発生するかわからない地震に日頃から備え、いざという時に身の周りの安全を確保できるようにしましょう。

●大きな地震が起きたら

緊急地震速報が発表されたり、突如揺れを感じたりした時も、慌てずに適切な行動がとれるよう、とるべき行動を知っておくようにしましょう。安全を確保するための行動例は以下の通りです。

① 家庭では頭を保護し、丈夫な机の下など安全な場所に避難してください。あわてて外に飛び出したり、無理に火を消したりしないようにしてください。扉を開けて避難路を確保することも大切です。
② エレベーターでは最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。
③ 街中ではブロック塀の倒壊等に注意しましょう。また、看板や割れたガラスの落下に注意してください。丈夫なビルのそばであれば、ビルの中に避難してください。
④ 自動車運転中はあわててスピードを落とさないでください。急ブレーキはかけず、緩やかに速度をおとしましょう。ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促してください。大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止してください。
⑤ 山やがけ付近では落石やがけ崩れに注意してください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士