7月も暑さの記録を更新する可能性も 熱中症に厳重警戒を 近畿地方1か月予報
今日3日に発表された1か月予報によると、この先1か月の近畿地方は、気温が平年より高い見込みです。6月は、京都や奈良の猛暑日日数の記録が更新されるなどしましたが、7月も厳しい暑さが続くでしょう。
●気温高く 降水量の少ない1か月に
近畿地方では、この先1か月も気温は平年より高く、特に期間の前半はかなり高くなるでしょう。
猛暑日や熱帯夜になる所が多く、昼間だけでなく朝晩も熱中症に厳重な警戒が必要です。
また、食品が傷みやすいため、食中毒にも気を配るようにしてください。
統計開始以来最も早く梅雨明けしたこともあり、平年より晴れる日が多いでしょう。
局地的に大雨になる恐れもありますが、広い範囲でまとまった雨になる日は少ない見込みです。
農家の方や家庭菜園をされている方は、農作物の管理にも注意が必要です。
●7月の猛暑日日数の記録
6月の近畿地方は、平年よりかなり早く梅雨明けした影響もあって、晴れた日が多くなりました。
日差しの後押しを受けて気温が上がり、猛暑日日数は、京都と奈良などで記録を更新しました。
7月も、気温は平年よりかなり高い日があるため、これまでの記録を更新する可能性があります。
なお、大阪市では、これまでの7月猛暑日最多日数は1942年の15日で、7月最高気温は2022年7月1日の38.4℃です。
●時間別 熱中症予防のポイント
朝起きてから夜眠るまで、1日の内には熱中症に気をつけたい様々な場面があります。その日の温度・湿度など身の回りの環境を知ることと併せて、自分の行動パターンに合わせた対策を行いましょう。
①起床時
疲労、睡眠不足、風邪、二日酔いなどで体調がすぐれないときは、1日無理をしないようにしましょう。また朝ごはんをしっかりと食べ、丈夫な体をつくることも大切な予防のポイントです。こまめに水分補給を行い、普段の食事から適度に塩分を摂るようにしましょう。
②外出中
帽子や日傘で直射日光を防ぎ、なるべく日かげを選んで歩きましょう。体調不良を感じる前から、こまめに休憩を取ることも大切です。また車移動の場合には、冷房を入れて車内環境を涼しく工夫しましょう。
③帰宅後
帰宅後、室内の温度・湿度が高くなっている場合には、冷房機器を適切に使用し室内を涼しくしましょう。汗をかいた服は着替え、冷房機器や冷却グッズなどで体を冷やして、休息を取りましょう。
④ 睡眠時
閉め切った室内では夜間でも室温が上がってしまう場合があります。適切に冷房機器を使用し快適な睡眠環境を作りましょう。寝る前には水分補給を行い、枕元に飲料を置いておくと良いでしょう。