今日27日の道内は大気の状態が不安定で、にわか雨となっている所がありますが、明日28日から明後日29日にかけての週末は広く晴れそうです。再び内陸を中心に暑くなり、この先1か月も平年より気温の高い傾向は続く見込みです。

●週末は日差しが届く 内陸を中心に汗ばむ陽気に

28日土曜日と29日日曜日の北海道付近は、高気圧の圏内となる見込みです。ともに目立った天気の崩れはなく、晴れ間や日差しのある所が多くなりそうです。日差しの強い時期でもあるため、外出される際には日焼け止めを塗ったり、帽子・日傘などを活用して、紫外線対策を心がけるとよいでしょう。

予想最高気温は沿岸では広く25℃くらい、内陸では28℃~30℃前後まで上がる見込みです。今日27日の道内は、厳しい暑さは落ち着き、北風の影響で涼しさを感じる所も多くなっていますが、週末は内陸を中心に再び気温が平年より高くなり、日差しのもとで汗ばむ陽気となる見込みです。こまめな水分、塩分補給を心がけるなど、体調管理には注意して下さい。

●7月も平年より高い気温 暑さ対策は万全に

昨日26日、札幌管区気象台から最新の1か月予報が発表されました。日本海側では天気は数日の周期で変わり、オホーツク海側と太平洋側は1週目(6月28日~7月4日)は高気圧に覆われやすいため、平年に比べて曇りや雨の日が少ない見込みです。

そして、気になる気温ですが、北海道付近は暖かい空気に覆われやすいため、この先も気温は平年より高いでしょう。
札幌の6月の平均気温は平年で17.0℃です。ですが、6月26日時点での今月の札幌の平均気温は20.3℃となっており、このままいけば1877年からの統計史上最も高い、6月の平均気温となりそうです。
また、今日27日、長期間の高温に関する北海道地方気象情報が発表されました。札幌だけではなく、全道的に6月中旬から気温のかなり高い日が多くなっており、6月中旬の旬平均気温平年差は、北海道地方で+3.3℃と、統計開始以降、6月中旬としては昨年と並んで1位タイの記録となりました。

6月とはいえ、内陸を中心に北海道らしくない暑さの日が多くなりましたが、7月も平年を上回る暑さの日も増えそうです。例年以上に万全な暑さ対策が必要でしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士