今日26日も、全国的に6月とは思えない猛暑となっています。午後1時現在、静岡市清水区で34.3℃まで上がり、東京都心でも3日ぶりに30℃を超えました。東京都心はこれで6月9回目の真夏日(最高気温30℃以上)で1875年の統計開始以来、6月として最も多い10回にあと1日となりました。明日27日も猛暑が続くため、熱中症に警戒してください。

●今日26日も全国的に猛暑

今日26日(木)も全国的に気温が高く、6月とは思えない猛暑が続いています。晴れているのは北海道や関東、西日本の日本海側が中心と少ないですが、暖かい空気が流れ込み、気温が順調に上がっています。

午後1時現在、全国で最も気温が上がっているのは、静岡市清水区で34.3℃と猛暑日(最高気温35℃以上)に迫っています。2番目が北海道の北見市で33.8℃で全国的に気温が上がっていることがわかります。東京都心も30.5℃と3日ぶりに真夏日(最高気温30℃以上)になりました。東京都心はこれで、6月に入り9回目の真夏日です。気温の統計を取り始めた1875年以降で6月に真夏日の日数が10日だった1894年と1979年に次いで3位タイの記録です。(1946年と2022年に並ぶ)

そのほかの主な地点の午後1時までの最高気温は、札幌30.2℃、仙台28.3℃、東京都心30.5℃、名古屋30.1℃、大阪28.5℃、広島29.9℃、福岡29.2℃、那覇32.1℃です。

●明日27日も厳しい暑さ続く

明日27日(金)は、北海道の太平洋側を中心に雨の降る所はありますが、日中は晴れる所が多いでしょう。雨マークがついている東京もにわか雨を予想しているもので、昼間は日差しが届きそうです。

最高気温は九州から東北にかけて、30℃を超え内陸では35℃くらいまで上がる所もあるでしょう。東京都心も32℃の予想で、6月の真夏日日数の最多に並ぶ見込みです。熱中症のリスクが高い状態が続きますので、昼間はこまめに水分や塩分を補給して、適切にエアコンを使用しましょう。昼間だけではなく、朝晩も暑いので寝ている間の熱中症にもご注意ください。

●熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士