寒冷前線が近畿地方を通過 局地的に激しい雨や雷雨 低い土地の浸水に警戒

今日26日、寒冷前線の影響で近畿地方を発達した雨雲や雷雲が通過しています。夕方にかけては広く雨が降り、雷を伴って激しく降るおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒・注意してください。

●26日(木)夕方にかけて　カミナリを伴った激しい雨　低い土地の浸水に警戒

午前9時50現在、寒冷前線が近畿地方を通過しており、京阪神より東側の地域を中心に雨脚が強まり、雷の発生している所があります。大雨警報や洪水警報の発表されている地域もあります。このあとも夕方までは広い範囲で雨や雷雨となり、激しく降る所があるでしょう。アンダーパスなど、周囲よりも低くなっている場所では、短時間で浸水、冠水のおそれがあります。多少時間がかかっても迂回をするなど、安全な場所を通るようにしてください。

また、今週は梅雨空が戻り、トータルの雨量が多くなっている地域があります。今後少しの雨でも土砂災害が発生するおそれもありますので、崖の近くなど、危険な場所には近づかないようにしましょう。

●雨量が多い地域では土砂災害の危険度が高まる

土砂災害の前兆現象には以下があります。

・斜面のひび割れ
・異様な音・におい
・湧き水が止まる
・濁った水が吹き出す

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険性が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な場所へ避難してください。