早ければ来週にも梅雨明けか? 大阪と京都で猛暑日と熱帯夜が続く 2週間天気
近畿地方では、明後日27日(金)以降は強い日差しが降り注ぎ、梅雨明けしたかのような天気になる日がある見込みです。大阪や京都などで、猛暑日や熱帯夜が続く可能性があり、熱中症に厳重な警戒が必要です。
●26日(木)~7月2日(水) 「危険」レベルな暑さの日も
近畿地方では、明後日27日(金)からは太平洋高気圧の勢力が強まるため、おおむね晴れの天気となり、昼間は梅雨明けしたかのような強い日差しが照りつける見込みです。
ただ、7月1日(火)と2日(水)は、湿った空気が流れ込みやすい影響で、晴れたり曇ったりの天気になるでしょう。
山沿いを中心に雨の降る可能性があるため、雨マークはついていなくても、空模様の変化に注意が必要です。
気温は平年より高く、特に29日(日)以降は「危険」レベルの暑さになる見込みです。
●3日(木)~8日(火) 晴れて厳しい暑さ続く
3日(木)以降も、山沿いを中心に雨の降る所があるものの、晴れる日が多く、気温の高い状態が続くでしょう。
昼間は厳しい暑さとなり、夜間も気温が下がりにくいため、大阪と京都では猛暑日と熱帯夜が続く見通しです。
近畿地方は、梅雨明けの平年は7月19日ごろですが、日本気象協会の最新の予想では、今年は7月上旬に梅雨明けする予想です。
梅雨明けの発表があってもなくても、厳しい暑さが続くため、昼間だけでなく夜間も万全の暑さ対策が必要です。
●夏のレジャーにぜひ! 熱中症対策グッズ
夏のレジャーなど、暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。
① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。
(熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。)