今日(19日)も道内は内陸を中心に気温が上がり、午後3時までの最高気温は札幌で30.3℃、旭川で30.5℃など、今年初めて真夏日(最高気温30℃以上)となった所もありました。札幌、旭川ともに例年より2週間ほど早い初真夏日で、いつもより早い時期から暑さが厳しくなっています。今日発表された最新の1か月予報によると、向こう1か月も気温は平年より高い予想で、引き続きの暑さ対策が必要になります。

●例年より早い初真夏日 6月としては記録的な高温も

北海道はここ数日、上空に真夏に入るような暖かい空気が居座っており、気温の高い状態が続いています。今日(19日)も朝から広く晴れて気温がグングン上昇し、正午の時点で最高気温30℃以上の真夏日となった地点が道内で12地点ありました。
その後も更に気温が上がり、昼過ぎには札幌で30.3℃、旭川で30.5℃など、今年初めての真夏日となった所もありました。その年初めての真夏日となる日は、直近30年平均でみると札幌が7月1日頃、旭川が7月5日頃で、昨年はともに6月29日の観測でした。昨年と比べると10日早く、例年と比べると約2週間ほど早い時期での初真夏日となっています。
また、岩見沢では31.0℃まで上がり、1947年からの統計史上、6月としては5番目に高い気温となるなど、この時季としては記録的な高温となった地点もありました。

●この先も高温続く 週末は雨で蒸し暑く

この先一週間も気温は全般に平年より5℃前後高く、気温の高い状態が続く見込みです。特に今週末は気温が高い中で各地で雨が降るため、湿度もかなり高くなり、蒸し暑いでしょう。こまめな水分補給や冷房の使用など、熱中症対策を心がけましょう。買い物の後は食品をすぐに冷蔵庫にしまう、食品は中心部まで十分に加熱するなど食中毒への注意も必要です。
また、週末の雨は日本海側を中心に降り方が強まる恐れがあり、前線の活動の程度によっては警報級の大雨となる可能性もあります。最新の気象情報を確認し、暑さだけでなく雨への対策も行うようにして下さい。

●7月にかけても暑さ続く 今年も猛暑日か

今日(19日)、札幌管区気象台から発表になった最新の1か月予報によれば、向こう1か月は、北海道の北側を低気圧が通りやすく、その低気圧に向かって暖かい空気が流れ込む影響で、気温は平年より高くなる見込みです。
近年、北海道でも猛暑日(最高気温35℃以上)を観測する年が多く、直近10年のうち8年で、道内で最高気温35℃以上の地点が現れています。昨年2024年の初猛暑日は7月21日と7月下旬になりましたが、2023年は7月9日、2021年は7月16日にそれぞれ道内で初の猛暑日を記録しており、今年も7月中頃には猛暑日となる地点があるかもしれません。(2022年は道内で猛暑日なし)
引き続き、万全の暑さ対策を心がけ、体調を崩さないようお過ごし下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士