今朝17日の近畿は、大阪や京都など、各地で最低気温が25℃を下回らない熱帯夜になりました。今日17日は次第に晴れ間が広がり、20日(金)にかけてはおおむね晴れて、厳しい暑さが続くでしょう。

●今朝17日は大阪などで今年初の熱帯夜 午後は晴れ間広がる

今朝の近畿地方は雲に覆われて気温が下がりにくく、多くの所で今年初めての熱帯夜になりました。朝6時までの最低気温は、大阪と京都は26.1℃で、昨年と比べると14日早い熱帯夜の初日でした。そのほか、彦根と大津、奈良、和歌山などでも、今年初めての熱帯夜になりました。

午後は、北部と中部ではおおむね晴れる見込みです。南部も日差しが届きますが、局地的に雨が降り、雷を伴う恐れがあります。天気の急変にご注意ください。
昼間は各地で最高気温が30℃以上の真夏日になり、猛暑日に迫る所もあるでしょう。なお、和歌山では熱中症警戒アラートが発表されています。屋外での運動や作業はなるべく控え、こまめに水分を補給するなど、暑さから身を守るようにしてください。

●20日(金)にかけても時季外れの暑さ続く

明日18日から20日(金)にかけては、日本の南の海上に中心を持つ高気圧に覆われて、大体晴れの天気が続く見込みです。大きく天気が崩れることはないでしょう。

昼間の最高気温は32℃から35℃くらいの日が多い見込みです。この時季本来の気温より10度ほど高い所もあり、6月中旬とは思えないような厳しい暑さが続くでしょう。熱中症対策を万全に行ってください。

●熱中症の症状

熱中症には、様々な症状があります。

はじめは「手足がつる」「立ちくらみ」「めまい」「生あくび」「筋肉痛」「筋肉のこむら返り」などです。また、汗が止まらない、あるいは、汗が出ないなど「汗のかき方がおかしい」というものもあります。

他にも「なんとなく体調が悪い」「すぐに疲れる」というのも初期症状です。また、周囲の方から見て「イライラしている」「フラフラしている」「呼びかけに反応しない」「ぼーっとしている」といった、いつもと違う症状も、熱中症を疑うポイントです。

症状が進むと、「頭痛」「嘔吐」「虚脱感」「倦怠感」「集中力低下」「判断力低下」などが起こります。

応急処置をしても症状が改善されない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車を呼んでください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士