今日15日 各地で蒸し暑さが増す 熱中症対策を 関東など急な強雨や雷雨にも注意
今日15日は、日の差す所が多くなり、暑さが増す。九州から関東にかけて、気温が広く30℃くらいまで上がる予想。熱中症対策を。関東は、いったん晴れても局地的に雷雲が発達し、九州は夕方から次第に雨や雷雨。
●気温上昇 湿度も高め 熱中症対策を
今日15日の日中は、昨日(14日)よりも気温の上がる所が多いでしょう。
沖縄に加えて、九州から関東にかけても広い範囲で30℃くらいまで上がる見込みです。
北陸と東北、北海道にかけて、25℃前後の所がほとんど。福島市をはじめ、東北の内陸の一部では30℃に迫るでしょう。
各地、湿度も高めで、体の熱が逃げにくい状況。35℃を超えるような極端な高温ではなくても、熱中症のリスクが高まります。
ノドが渇く前に、こまめに水分を摂り、汗を多量にかいたら適度に塩分を補給することも忘れずに。屋外の作業やスポーツなどは、決して無理をせず、時間を決めて休憩をとるようにしてください。
●熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。
●大気不安定 雷雲が発達しやすい
今日15日朝は、主に東日本で雨が降っていますが、その範囲は徐々に狭くなってきました。昼前からは多くの所で日差しが届きそうです。
ただ、西から気圧の谷が近づくため、九州では午後3時頃から雨の所が増えてきます。次第に雨脚が強まり、雷を伴う所もあるでしょう。局地的には、道路が冠水するような激しい雨が降りそうです。
また、関東甲信も大気の状態が不安定。いったん晴れ間がでても、午後は内陸を中心に所々で雨雲や雷雲が発達するでしょう。急に降る強い雨、落雷、突風に注意が必要です。
東北南部や新潟県、岐阜県や近畿でも、一部でにわか雨がありますが、こちらは、それほど強く降ることはないでしょう。