東海・近畿・中国地方が梅雨入り 平年より3日遅く 本格的な雨のシーズンに
今日9日、気象庁は東海・近畿・中国地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。それぞれ平年より3日遅く、本格的な雨のシーズンに突入です。今日は発表が見送られた関東甲信・北陸地方も、明日10日には梅雨入りの発表となりそうです。
●東海・近畿・中国地方 平年より遅く、昨年より早い梅雨入り
気象庁は今日9日、東海・近畿・中国地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。昨日8日の九州北部・四国地方に続き、今年も長雨の季節が到来です。
・東海地方 平年より3日遅く、昨年より12日早い
・近畿地方 平年より3日遅く、昨年より8日早い
・中国地方 平年より3日遅く、昨年より11日早い
なお、梅雨明けの平年日は、東海・近畿・中国地方のいずれも7月19日ごろです。
※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。なお、この梅雨入りの発表は速報値です。秋に再検討され、見直されることがあります。
●関東甲信・北陸地方 明日10日にも梅雨入りか
明日10日は、梅雨前線が本州の南岸付近まで北上し、西日本と東日本の広い範囲で雨が降る見込みです。今日9日は、関東甲信・北陸地方の梅雨入りは見送られましたが、明日10日にも梅雨入り発表となりそうです。
これらの地域でも長雨の季節は目前です。早めに備えるようにしましょう。
●大雨の備え
大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。
① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。