16日(金)以降は九州から関東を中心に雨が降りやすく、梅雨のような天気に。雨の降る時間が長く、17日(土)と18日(日)は断続的に雨脚が強まる予想。大雨のおそれもあるため、最新の気象情報を確認してください。

●16日頃から梅雨のような天気

16日(金)は西から雨の範囲が広がり、週末にかけて九州から関東で大雨になるおそれがあります。雨の原因は、本州付近にのびる前線です。梅雨の時期に相当する暖かく湿った空気が流れ込むため、前線周辺で雨の降り方が強まるでしょう。特に17日(土)から18日(日)にかけては、九州から関東で断続的に雨脚が強まりそうです。東北は曇りや雨で、北海道も18日(日)は雨の降る時間があるでしょう。

19日(月)と20日(火)も、九州から関東は太平洋側ほど雲が多く、雨の降る所がありそうです。前線に近い九州南部など、局地的に発達した雨雲がかかるでしょう。まだ先の予報のため、前線の位置が少し南北にずれるだけで、雨の降るエリアや雨の降り方が変わってきます。今週末を中心に長い時間雨が降り、降水量も多くなるため、最新の情報を確認してください。

●大雨の時に危険な場所

実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。

① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。

② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によってドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。

③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。

④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士