東海地方は、17日(土)から18日(日)は、本州付近に停滞する前線の影響で、断続的に雨が降るでしょう。雨量が多くなる恐れがあり、梅雨入り前の大雨災害に注意・警戒が必要です。大雨への備えは、早めにしておくと安心です。

●今日14日~16日(金)夕方まで天気の崩れはなさそう 日差しを有効に

今日14日の東海地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で、朝は雲の多い天気でしたが、段々と晴れ間が広がってきました。午後は、さらに雲がとれて、日差しの届く所が多くなりそうです。山地の一部では、湿った空気の影響が続き、にわか雨の可能性があります。ただ、雲はあまり発達しないため、大雨の心配はないでしょう。

明日15日も、気圧配置に大きな変化はなく、東海地方は高気圧に緩やかに覆われる見込みです。今日14日ほど晴れませんが、雲が多いながらも日差しが届きそうです。
16日(金)は、日中は日が差す時間もありますが、天気は下り坂です。夜には、前線が西日本に延びる見込みです。東海地方も、夜は次第に雲が厚くなり、雨の降りだす所があるでしょう。

●17日(土)~18日(日)は梅雨のような雨の降り方に 総雨量100ミリ以上の所も

週末は、早くも梅雨のような天気となりそうです。
17日(土)は、前線が東日本まで延び、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込みやすくなるでしょう。18(日)にかけて、前線は本州付近に停滞する見込みです。
本州付近には帯状に雨雲が広がり、前線上を低気圧が通過するタイミングなどで、活発な雨雲がかかるでしょう。東海地方では、雨は強弱をつけながら、長い時間降る見込みです。太平洋側の地域を中心に総雨量が多くなり、大雨の恐れがあります。
16日(金)夕方までに、雨どいや側溝の掃除をするなど、大雨への備えを済ませておきましょう。また、週末のお出掛けの際は、最新の気象情報に加え、交通情報の確認もするようにしてください。

19日(月)は、未明まで雨が残りますが、前線が南の海上へ離れるため、日中は晴れ間が戻る見込みです。

●大雨の備え

大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士