この先は晴れる日が多くなりますが、23日(水)はまとまった雨になるでしょう。ゴールデンウィーク前半は全国的に晴天が続き、暑くなりそうです。暑さ対策はしっかり行いましょう。

●1週目(21日~27日):23日は太平洋側で大雨の恐れ

桜前線も津軽海峡に達し、まもなく北海道に上陸となります。4月後半に入り、ゴールデンウィークも近づいています。気になる天気ですが、周期的に雨は降りますが、晴れる日が多くなり、お出かけ日和となりそうです。ただ、気温は平年より高い傾向で、東~西日本では、25℃以上の夏日の所が多くなる見通しです。ゴールデンウィークは暑さ対策をしっかりして、楽しみましょう。

明日21日(月)は、移動性の高気圧に覆われて、全国的に晴れる見込みです。東京についている雨マークは、明け方まで降る雨で、日中は天気が回復するでしょう。

明後日22日(火)になると、大陸から前線を伴った低気圧が、西日本に近づきそうです。九州から近畿にかけては、夜になると雨が降り出すでしょう。

23日(水)は、低気圧や前線が日本列島を通過する見込みです。北海道から九州の広い範囲で雨が降るでしょう。また、この低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、九州から関東の太平洋側では、大雨や雷雨となりそうです。土砂災害や低い土地の浸水など、災害が起こる可能性もありますので、最新の情報を確認しましょう。

24日(木)になると、低気圧や前線は日本の東に離れ、各地で天気が回復して晴れるでしょう。27日(日)にかけて、東西に長く連なる移動性の高気圧に覆われて、広く晴れの天気が続く見込みです。

最高気温は、平年が札幌が14℃ほど、仙台が17℃前後、東京や名古屋、大阪、福岡が20℃~21℃ほど、那覇が25℃くらいなので、平年を上回る所が多いでしょう。東京、名古屋、大阪、福岡では、25℃以上の日もある予想です。まだ、暑さに慣れていない時期ですので、風の通しやすい服装や、こまめに水分を取るなど、意識して暑さに備えるとよいでしょう。

●2週目(28日~5月3日):GW前半は暑さ対策をしっかり

4月28日(月)は、九州付近を気圧の谷が通過するでしょう。九州や沖縄では雨や雷雨となりそうです。29日(日:昭和の日)にかけて気圧の谷が本州の南を進むため、雨の降る所がありそうです。今の予想では陸地からはやや離れて進むため、雨の降る範囲は狭い見込みです。

30日(月)から5月2日(金)は、高気圧に覆われて、北海道から九州にかけては晴れる所が多いでしょう。

5月3日(土:憲法記念日)は気圧の谷が通過し、雨の降る所がありそうです。

沖縄は、気圧の谷が周期的に通過し、湿った空気も流れ込みやすいため、曇りや雨の日が多くなるでしょう。沖縄地方での梅雨入りの平年は5月10日頃で、雨の季節が近づいています。今のうちに側溝や雨どいの清掃など、長く続く雨の準備を進めておくとよいでしょう。

最高気温は、札幌では16℃前後、仙台20℃ほど、東京や名古屋、大阪、福岡では25℃くらいの日が多い予想です。那覇は25℃前後でしょう。ゴールデンウィーク期間に旅行を計画されている方もいると思います。関東~九州、沖縄にかけては、この時期としては暑い日が多くなります。暑さ対策はしっかりしましょう。また、お住いの地域とお出かけ先との間で、気温差が10℃近くある場合もあります。寒暖差で体調を崩さないように、服装で上手に調節するなどして、休みを楽しむようにしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士