今日(20日)、北海道の道南、松前で平年より7日早く、2008年、2020年と並んで統計史上6番目の早さで桜(ソメイヨシノ)の開花が観測され、北海道に桜前線が上陸となりました。桜前線は17日の青森で開花から3日で津軽海峡を渡ってきました。なお、松前の桜の観測は、松前町による独自観測となります。

●3月以降、各地で気温が高めに経過

今日20日、松前で桜の開花が観測されました。平年より7日早く、史上6位タイの早さでの開花となりました。(史上最も早い開花は2023年の4月11日)
北海道では3月以降の気温が各地で高めに経過しており、3月の平均気温は、北海道全体の平均で平年より1.0℃高くなりました。松前でも、3月の月平均気温は歴代9位の高さとなる4.2℃を記録しています。

その後、4月に入り、季節の歩みは加速し、昨日19日までの2週間の平均気温は、北海道全体平均で平年より約2.6℃高くなっており、松前でも4月8日から二桁の最高気温が続いています。
この暖かさで花芽の成長が順調に進み、平年よりかなり早い桜の開花となったと考えられます。

●4月中の開花が多そう 見頃はゴールデンウイーク前半に

今後も桜前線は順調に北上を続け、全道的に平年より1週間前後早い開花となりそうです。21日には函館で、22日には札幌で開花するなど、道央から道南では各地で4月中の開花となる見込みです。また、帯広で25日、旭川で29日の開花が予想され、道東や道北でも5月を待たずして開花する地点もあるでしょう。

ゴールデンウイーク前半に見頃を迎える所が多くなるため、お花見の予定は早めに立てておいた方がよさそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士