19日は黄砂が飛来 症状悪化に注意 スギ・ヒノキ花粉の飛散は5月上旬ごろまで
スギ・ヒノキ花粉はシーズン終盤となりましたが、今日19日(土)は西日本と東日本で黄砂の飛来が予想されています。症状が悪化する可能性もあり、注意が必要です。一方、北海道ではシラカバ花粉の飛散開始が近づいています。
●東海 ヒノキ花粉が大量に飛ぶ日も
花粉の飛散量は、名古屋では「非常に多い」「多い」日がほとんどで、ヒノキ花粉が飛びやすいでしょう。東京は今日19日(土)に「やや多い」、20日(日)以降は「少ない」予想。ようやくヒノキ花粉のピークを終える見込みです。仙台はしばらく「やや多い」予想ですが、スギ花粉の飛散も次第に落ち着いてくるでしょう。
東海の花粉飛散量は、4月下旬には減少し、各地でスギ、ヒノキ花粉の飛散は終息に向かいそうです。ただ、5月上旬ごろまでは各地で花粉がわずかに飛ぶ日があるでしょう。
一方、北海道のシラカバ花粉は、札幌など多くの所で4月下旬に飛散開始となる見込みです。5月にかけて飛散が続くでしょう。ゴールデンウィークには本格的な飛散となる所が多い見込みです。シラカバ花粉に敏感な方は、万全な対策をしてお過ごしください。
●19日 黄砂が飛来するエリアは?
上の図は、今日19日(土)午前9時の地表付近の黄砂の予測です。中国地方から関東、北陸を中心に黄砂の飛来が予想されて、次第に東へ広がるでしょう。関東や東北などでは、明日20日(日)の朝にかけて黄砂が飛来する可能性があります。
環境省によりますと、黄砂の飛来によって、呼吸器や循環器に係る疾患の症状の悪化が指摘されています。黄砂の濃度は濃いものではないですが、注意が必要です。
●黄砂や花粉を防いで快適な生活を
黄砂や花粉をなるべく防ぐには、以下のような対策がおすすめです。
① 外から帰った時には、玄関を入る前に洋服や髪の毛についた花粉をしっかりと払い落としましょう。花粉症でない方も、普段からこの習慣を心がけていただきたいものです。
② 室内を換気する際は、窓を大きく開けると、その分、花粉も室内に入りやすくなってしまいます。窓を10センチ程度開けてレースのカーテンをするだけでも、部屋の中に入ってくる花粉の数を、窓を全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
③ 洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。花粉対策だけでなく、黄砂対策にも効果的です。その際、空気清浄機がある方はぜひ一緒に使ってください。綺麗な空気の中で洗濯物や布団を乾かせば、より快適に過ごせそうです。