今日18日は、豊岡(兵庫)で29.6℃まで気温が上がり、真夏日(最高気温30℃以上)に迫る暑さに。19日(土)は一段と暖かい空気が流れ込んで、近畿は内陸部を中心に30℃に迫る所が増えて、熱中症警戒レベルとなる見込み。屋外での運動や激しい作業はこまめな水分補給と休憩を。その先も熱中症に注意が必要となるため、対策グッズなどを活用して。

●今日18日は豊岡で29.6℃ 日本海側を中心に気温上昇

今日18日の日本付近は暖かい空気に覆われ、近畿地方は今年一番の暑さになった所が多くなりました。
特に、日本海側ではフェーン現象の影響で気温が上昇し、午後3時30分までの最高気温は、兵庫県の豊岡は29.6℃で7月上旬並み、香住は28.9℃で7月中旬並みでした。
19日(土)は、日本付近の上空に一段と暖かい空気が流れ込むでしょう。
近畿地方は日中晴れて日差しが届くため、今日18日より気温の上がる所が多く、広い範囲で夏日(最高気温25℃以上)となる見込みです。内陸部を中心に30℃に迫る暑さとなる地点が増えるでしょう。

●19日(土)は熱中症警戒レベルも その後も注意レベル

19日(土)は、京都、舞鶴(京都)、東近江(滋賀)、桜井(奈良)、紀の川(和歌山)など内陸部を中心に熱中症警戒レベルの所が多い見込みです。
4月だからと油断せず、こまめに水分を摂るなど対策が必要です。屋外での運動や、激しい作業をする際は、定期的にしっかり休息を取り入れるようにしてください。
20日(日)以降も、注意レベルの日が多くなります。熱中症を防ぐための対策グッズをぜひ活用しましょう。

●あると便利 熱中症対策グッズ

熱中症対策として次のようなグッズがあると便利です。

①ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時にすぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を手軽に補給できます。

②日傘や帽子で日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると日陰を作り出すことができます。

③扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。

④冷却シートなどの冷却グッズも上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があればタオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にもスカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。

情報提供元: tenki.jp日直予報士