明日19日(土)関東甲信で季節先取りの暑さになります。最高気温は広く25℃以上の夏日になり、熊谷市と甲府市は30℃と真夏日になりそうです。屋外の活動は水分補給を心がけて下さい。明後日20日(日)は、暑さが落ち着くものの天気は下り坂。お帰りが遅くなる場合は雨具があると安心です。

●19日(土)は半そでの陽気 熊谷と甲府は30℃予想

明日19日(土)も、関東甲信は高気圧に覆われるでしょう。
朝晩は雲がかかる所もありますが、日中は青空が広がり、日差しが照りつけそうです。

強い日差しと南風の影響で、今年一番の暑さになる所が多くなります。
最高気温は東京都心で28℃の予想。7月上旬並みで、夏を思わせる暑さになるでしょう。
そのほか、内陸のさいたま市と前橋市は真夏日一歩手前の29度まで上がり、7月上旬から中旬並みになりそうです。
また、熊谷市と甲府市では30℃まで上がり、今年初めての真夏日になるでしょう。
空気は乾燥するため、ベタベタとした暑さではなく、カラッとした暑さになりそうです。

●20日(日)は昼頃までお出かけ日和 夕方から天気下り坂

明後日20日(日)は本州を覆っている高気圧が徐々に東に移動して、湿った空気が入りやすくなるでしょう。
また、日本海の前線や低気圧を含む気圧の谷が、本州を通過する見込みです。

関東甲信は日が差しますが、明日19日(土)と比べて雲が広がりやすくなるでしょう。
夕方になると、群馬県や栃木県から雨が降りだす見込みです。
雨雲は南東方向に移動して、夜遅くには、東京都心や埼玉県、千葉県など、南部にも雨雲がかかるでしょう。
雨が降るのは一時的で、雨の降り方は弱い見込みですが、お帰りが遅くなる場合は雨具を持ってお出かけした方が安心です。

最高気温は25℃から26℃くらいの所が多く、平年を上回るでしょう。
しかし、真夏日に迫るほど気温が上がることはなく、季節はずれの暑さは落ち着く見込みです。

●暑熱順化をするために日常生活でできること

桜の季節が過ぎて、そろそろ熱中症に注意が必要な時期になってきました。
熱中症対策として「暑熱順化」というものがあります。
暑熱順化とは、体を暑さに慣れさせて熱中症の危険度を下げることをいいます。

暑熱順化の方法には、以下のものが挙げられます。

・ウォーキングやジョギング
帰宅時にひと駅分歩く、外出時にできるだけ階段を使用するなど、少し汗をかくような動きをしましょう。
目安としては、ウォーキングの場合の時間は1回30分、ジョギングの場合の時間は1回15分、頻度は週5日程度です。

・サイクリング
通勤や買い物など、日常の中で取り入れやすいのがサイクリングです。
目安としては、時間は1回30分、頻度は週3回程度です。

・筋トレやストレッチ
室内では、筋トレやストレッチなどで軽く汗をかくことができます。
ただ、室内の温度や湿度には十分注意して、暑くなりすぎたり、水分や塩分が不足したりしないようにしましょう。
目安としては、時間は1回30分、頻度は週5回~毎日程度です。

・入浴
シャワーのみで済ませず、湯舟にお湯をはって入浴しましょう。入浴の前後には十分な水分と適度な塩分を補給し、入浴して適度に汗をかくとよさそうです。
目安としては、入浴の頻度は2日に1回程度でOKです。

※暑熱順化ができても、数日ほど暑さから遠ざかると効果はなくなってしまいます。

自分が暑熱順化できているかを意識し、まだ暑熱順化できていないときには、こまめな水分補給や涼しい場所での休憩などで熱中症を予防しましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士