今日18日(金)沖縄では局地的に激しい雨が降っていて、昼過ぎにかけて土砂災害などに十分注意が必要です。一方、午後は北日本や中国・四国などでも雨や雷雨となり、傘の出番となりそうです。

●沖縄で「激しい雨」を観測 土砂災害などに十分注意

今日18日(金)、沖縄は停滞する前線の影響で断続的に雨が降っていて、局地的に雨脚が強まっています。
1時間降水量は、粟国空港で午前6時57分までに41.0ミリ、国頭村奥で午前9時08分までに37.5ミリと、それぞれ「激しい雨」を観測しました。降り始め(18日午前0時)から午前10時までの降水量は、粟国空港で88.5ミリ、国頭村奥で73.5ミリなどとなっています。

沖縄本島地方では、このあと昼過ぎにかけて局地的に激しい雨が降る予想です。雨雲の発達の程度によっては警報級の大雨となるおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水などに十分注意が必要です。
沖縄本島地方、大東島地方、先島諸島では、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨などにも注意してください。

●午後 北日本や中国・四国などで雨や雷雨

一方、北日本では、明日19日(土)にかけて低気圧や前線が通過し、雨や雷雨となりそうです。
東北は日本海側から雨が降りだし、明日19日(土)明け方にかけて太平洋側でも雨雲やカミナリ雲が湧くでしょう。大気状態が非常に不安定となるため、竜巻などの激しい突風、落雷、ひょう、急な強い雨に注意してください。
また、北海道も、晴れている所でも次第に雲が厚みを増し、今夜18日(金)から明日19日(土)朝にかけては広く雨や雷雨となりそうです。風も強まるため、大きめのしっかりとした傘があると良いでしょう。

北陸や中国・四国、九州北部も局地的に雨雲やカミナリ雲が発達しそうです。空模様の変化に注意してください。

●「激しい雨」とは

激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上~50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。

激しい雨が降ったり、激しい雨が降ると予想されたりする所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士