今日15日も寒冷渦の影響で、日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定になっており、雨雲や雷雲がかかっています。今夜にかけても落雷による事故や停電、竜巻などの激しい突風、ひょう、強い雨に注意が必要です。

●今日15日も大気の状態が非常に不安定

今日15日も寒冷渦(上空に寒気を伴った低気圧)の影響で、日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定となっています。発雷確率も高くなっており、広く雷注意報が発表されています。

午前11時半現在、中国地方から東北の日本海側には雨雲や雷雲がかかっています。

今夜にかけても日本海側を中心に雨や雷雨となるでしょう。関東は、まとまった雨雲や雷雲は東の海上に抜けましたが、このあとも所々でにわか雨や雷雨がありそうです。落雷による事故や停電、竜巻などの激しい突風、ひょう、強い雨に注意が必要です。

今月10日には奈良市で落雷による事故がありました。雷雲が近づく兆しがある場合は、建物の中など安全な場所に避難してください。

●明日16日も北陸や東北を中心に大気の不安定な状態が続く

明日16日も北陸や東北を中心に大気の不安定な状態が続くでしょう。北陸や東北は昼頃まで、所々で雨や雷雨になりそうです。引き続き落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、強い雨に注意が必要です。北海道は断続的に雨で、風が強いでしょう。

●雷雲が近づくサイン その時どうする?

外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。

雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。

単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士