明日22日(土)からは全国的に春本番の暖かさが続く見込みです。関東甲信の内陸や九州では25℃以上の夏日となる所もあり、桜の開花ラッシュとなりそうです。ただ、来週末は一時的に冬の寒さが戻り、日ごとの気温差が大きくなるため、体調管理に注意が必要です。

●今週末から季節は一気に「春」へ 桜の開花ラッシュ

この先、26日(水)ごろにかけて北海道から九州、沖縄にかけては晴れる日が多いでしょう。日本付近は暖かい空気に覆われ、気温は平年より大幅に高くなりそうです。明日22日(土)の最高気温は福岡で24℃、宮崎では25℃と夏日となる予想で、関東の内陸でも気温が上がって、熊谷や前橋で25℃の予想です。
25日(火)は福岡や那覇で25℃と春本番の陽気で、仙台も19度とゴールデンウィークのころの暖かさとなるでしょう。

季節が一気に進み、東日本や西日本では週末以降、桜の開花ラッシュを迎えるでしょう。お花見のシーズンを迎え、日差しの下では半袖でも過ごせるくらいの陽気となりますが、朝や夜は冷えて、一日のうちで気温差が大きくなります。服装で上手に調節して体調を崩さないようお気をつけください。

※夏日とは、最高気温が25℃以上の日のことです。

●来週末 咲いた桜も冷たげな「花冷え」に 冬物コートの出番

27日(木)と28日(金)は前線や低気圧の影響で、北海道から九州、沖縄の広い範囲で雨が降る予想です。前線の通過後は天気は回復しますが、寒気が南下して、29日(土)から30日(日)ごろにかけては、花冷えとなりそうです。東京や仙台は、最高気温が10℃前後で、日中も空気が冷たく感じられるでしょう。冬物の厚手のコートの出番となりそうです。

31日(月)以降は寒気が抜け、東日本・西日本では最高気温が15℃以上と、暖かさが戻る見込みです。

●桜の開花予想は

2025年の桜の開花は、西日本では平年並みか遅く、東日本と北日本は平年並みか早い所が多いでしょう。

今年、気象台の標本木では、宮崎がトップで3月23日に開花する見込みです。その後、24日には東京や鹿児島、高知で、25日には福岡、26日には名古屋、27日には大阪で、30日には仙台でも開花となりそうです。
4月になると桜前線は北陸・東北を北上し、3日には金沢で、5日には長野で、6日には新潟、13日には秋田、18日には青森でも開花となるでしょう。
4月下旬には、桜前線が津軽海峡を渡り、24日には函館、25日には札幌、5月1日には旭川でも開花を迎えそうです。

桜の開花から満開までは、東日本・西日本では1週間から10日程度、北日本では5日程度と言われています。お花見の計画の際は、最新の気象情報で、天気だけでなく気温も参考になさってください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士