スギ花粉 10日(月)午後も関東~九州などで「極めて多い」予想 広範囲でピークに
スギ花粉の飛散が広範囲でピークを迎えています。10日(月)の午後も大量の花粉が飛散し、「極めて多く」飛ぶ所があるでしょう。花粉は日中だけではなく、夜間も飛んでいます。帰宅時など、花粉症の方はなるべく花粉を取り込まないよう、万全の対策をなさってください。
●関東~九州などで日中は「極めて多い」 夜間も「非常に多い」
10日(月)は西からゆっくりと天気は下り坂ですが、午後も晴れて気温の上がる所が多く、スギ花粉が大量に飛散する見込みです。すでにピークを迎えている関東や九州をはじめ、甲信越や近畿、東海、山陰でも「極めて多く」飛ぶ所があるでしょう。特に、関東や東海は空気が乾いているため、花粉が飛びやすくなる条件が揃います。花粉症の方は、マスクやメガネを着け、洗濯物を取り込む際は花粉を払い落とす、もしくは部屋干しするなど、対策をなさってください。
また、花粉の飛散は、日差しが出て気温が上がる日中だけに留まりません。今夜も広範囲で「非常に多く」または「多く」花粉が飛散する見込みです。帰宅時は、衣類や顔、粘膜などに花粉が付着している可能性がありますので、洗顔やうがいをするようにしましょう。
●帰宅後の花粉対策 室内の花粉を減らすために
花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉を避けることが大切です。そのためには、室内に入る花粉を減らすよう、以下のことを心がけましょう。
① 花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると、大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。感染症対策として、換気をする機会も多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
② 床やカーテンなどには、花粉が多数付着している可能性があります。濡れた雑巾やモップなどを使って、こまめに拭き掃除をしましょう。カーテンは、定期的に洗濯をするのがおすすめです。
③ 花粉が大量に飛ぶと予想される日には、なるべく洗濯物や布団を外に干すのは避けるか、外に干した場合は、花粉をしっかり払い落してから、取り込みましょう。