スギ花粉 25日は東北南部~九州で飛散増 今週末は非常に多い飛散も ピーク入り
今日25日(火)の日中は厳しい寒さが和らぎ、東北南部から九州では花粉の飛散量が増えるでしょう。「やや多い」レベルの所が多くなりそうです。今週末にかけて日に日に気温が上昇し、花粉の飛散量は急増するでしょう。花粉症の方は万全な対策を。
●今日25日(火) 厳しい寒さが和らぎ 花粉の飛散量が増加
今日25日(火)はようやく強い寒波が撤退し、日中は厳しい寒さが和らぐでしょう。
気温の上昇とともに、花粉の飛散量が増えそうです。東北南部から九州で「やや多い」レベルの所が多い見込みです。
今シーズンは寒波の影響で、厳しい寒さの日が多く、花粉の飛散量はこれまであまり増えていませんでしたが、いよいよ花粉シーズンが本格化するでしょう。花粉症の方は対策が必要です。
●日に日に気温が上昇 花粉の飛散「非常に多い」レベルも
今週末にかけては季節先取りの暖気が流れ込み、日に日に気温が上昇するでしょう。春本番の暖かさになりそうです。
花粉の飛散量は急増するでしょう。東京では28日(金)から3月2日(日)は「多い」レベルに、静岡では28日(金)から3月2日(日)は「非常に多い」レベルとなりそうです。大阪も28日(金)以降は飛散量が増えるでしょう。高知は3月1日(土)と2日(日)、福岡は3月1日(土)は「非常に多い」飛散となる見込みです。万全な花粉対策をなさってください。
3月3日(月)は雨の降る所が多く、花粉の飛散は抑えられるでしょう。
●3月上旬には広くスギ花粉のピークに
3月上旬には、高松、広島、大阪、名古屋、金沢、東京、仙台など広い範囲でスギ花粉のピークを迎えるでしょう。ピークの期間は10日間から1か月ほど続く見込みです。
ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬で、期間は5日間から2週間ほど続くでしょう。
風が強く吹く日や、急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなり、1cm2あたり100個以上観測される日がありそうです。花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。
●外出時の花粉対策
花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。
① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。