スギ花粉 3連休明けから飛散が本格化 急増の恐れ 各地のピークはいつから?
3連休明けの25日(火)には、ようやく寒波が撤退するでしょう。気温の上昇とともにスギ花粉の飛散が本格化しそうです。関東から九州では3月上旬には広くスギ花粉のピークとなるでしょう。花粉症の方は万全な対策が必要になりそうです。
●今日23日 花粉の飛散量は「少ない」
今日23日(日)も強烈な寒波が居座り、全国的に厳しい寒さが続くでしょう。花粉の飛散量が急増することはなく、東北から九州にかけて「少ない」見込みです。ただ、「少ない」飛散量でも症状がでる場合がありますので、花粉症の方は対策をしておくと安心です。
●3連休明けから気温上昇 花粉の飛散が本格化
3連休明けの25日(火)には、ようやく寒波が撤退するでしょう。厳しい寒さから一転して、春の暖かさになりそうです。気温の上昇とともに花粉の飛散も本格化するでしょう。
花粉の飛散量は、東京では26日(水)と27日(木)は「やや多い」、28日(金)から「多い」レベルとなる見込みです。静岡は25日(火)以降、飛散量が次第に増え、28日(金)から「非常に多い」飛散となるでしょう。高知や福岡は25日(火)と26日(水)は「やや多い」、27日(木)以降は「多い」飛散に。特に福岡では3月1日(土)は「非常に多い」レベルとなる予想です。
一気に花粉シーズンが本格化しますので、花粉症の方は万全な対策が必要です。
●スギ花粉のピークまもなく
スギ花粉のピークの時期は、福岡では2月末からとなる見込みです。3月上旬には、高松、広島、大阪、名古屋、金沢、東京、仙台など広い範囲でピークを迎えるでしょう。ピークの期間は10日間から1か月ほど続く見込みです。
また、ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬で、期間は5日間から2週間ほど続くでしょう。
風が強く吹く日や、急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなり、1cm2あたり100個以上観測される日がありそうです。花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。
●外出時の花粉対策
花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。
① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。