24日(月)振替休日までは真冬のような寒さが続き、スギ花粉の飛散は抑えられそう。25日(火)以降は気温が上がり、福岡や東京などで花粉飛散量が「多い」日も。スギ花粉の飛散がいよいよピーク入りへ。

●22日 花粉飛散量は「少ない」

今日22日(土)の花粉飛散量は、九州から東北で「少ない」予想です。晴れる地域でも気温はあまり上がらず、真冬の寒さが続くでしょう。花粉が最も多く飛ぶ時間帯でも、九州や近畿南部から関東で薄い黄色のエリアがあるくらいです。ただ、敏感な方は、わずかな花粉の量でも油断せずに対策をしてください。

●25日以降は飛散量が増える ピーク入りへ

明日23日(日)天皇誕生日と24日(月)振替休日も、花粉飛散量は九州から東北で「少ない」予想です。25日(火)以降は春本番の暖かさの日もあり、九州や関東を中心にスギ花粉の飛散量が急に増えるでしょう。

花粉飛散量は、福岡では25日(火)と26日(水)が「やや多い」、27日(木)からは「多い」。東京も28日(金)に「多い」予想となっています。名古屋はまだ「少ない」ですが、静岡は28日(木)に「非常に多い」予想。3月に入ると、スギ花粉の飛散が続々とピークを迎えるでしょう。

●花粉が飛びやすい条件

花粉が飛びやすい条件には、大きく3つあります。

① 「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。

② 「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。

③ 「雨の翌日以降や気温の高い日が2~3日続いた後」
雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2~3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。

花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士