24日(月)振替休日にかけて強烈な寒波が居座るでしょう。日本海側は断続的に雪が強まり、積雪がさらに増えそうです。東海や近畿など太平洋側でも雪が降るタイミングがあるでしょう。全国的に厳しい寒さが続きそうです。25日(火)頃から気温が上昇し、春の暖かさとなるでしょう。スギ花粉がピークを迎えそうです。

●3連休にかけて強烈寒波が居座る

3連休にかけて冬型の気圧配置が続き、強烈な寒波が長く居座るでしょう。3連休に今回の寒波の2度目のピークを迎えそうです。

北海道と本州の日本海側を中心に断続的に雪が強まり、さらに積雪が増える見込みです。72時間降雪量は東北から山陰の山沿いで100センチ前後になる所があるでしょう。風が強く、吹雪く所もありそうです。道路の通行止めや車の立ち往生など交通障害に注意・警戒が必要です。また、これまで積もった雪の上に、新たに雪が積もることで滑り落ちる「表層なだれ」が発生しやすくなります。なだれや屋根からの落雪にも注意が必要です。

また、太平洋側にも雪雲が流れ込むでしょう。22日(土)や24日(月)振替休日を中心に普段雪が少ない東海や近畿中部・南部でも雪が降りそうです。九州でも雪が降るタイミングがあるでしょう。積雪や路面の凍結にご注意ください。

24日(月)振替休日にかけては全国的に厳しい寒さが続くでしょう。最高気温は、札幌市で0℃前後、秋田市や金沢市で2℃前後の日が多くなりそうです。東京都心から福岡市も10℃以下の日が多いでしょう。北風も強く、体感温度はさらに下がりそうです。体調管理にご注意ください。

●3連休明けは気温上昇 スギ花粉の飛散が本格化

25日(火)になると、ようやく寒波が撤退するでしょう。東北や北陸でも雪ではなく、雨の降る所がありそうです。雪解けが進みますので、道路の冠水やなだれ、屋根からの落雪に注意が必要です。

東京都心から福岡市では最高気温が15℃くらいまで上がる所もあるでしょう。春の暖かさになりそうです。スギ花粉の飛散が本格化しますので、花粉症の方は対策をなさってください。

●28日(金)以降は太平洋側で雨の日も

28日(金)以降は太平洋側でもたびたび雨が降るでしょう。特に3月3日(月)から4日(火)頃は九州から東北にかけて広く雨が降りそうです。

最高気温は東京都心から福岡市では17℃くらいまで上がり、4月並みの暖かさになる日もあるでしょう。3月上旬にはスギ花粉の飛散がピークを迎える所が多くなりそうです。花粉症の方は万全な対策が必要です。

●雪道運転 万が一に備えての安心グッズ

雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士