明日20日から3連休までは花粉の飛散は「少ない」所が多いものの、3連休明けの25日は東京や福岡で「やや多い」予想となっています。1月から飛び始めているスギ花粉は、いよいよ東京や福岡などでピークに入りそうです。

●今日19日の花粉飛散量は?

今日19日は、太平洋側を中心に晴れますが、空気は冷たいでしょう。花粉の飛散量は、東北から九州まで「少ない」所が多い見込みです。ただ、名古屋や鹿児島では「やや多い」予想となっています。全国的に風がやや強まるため、飛散量が「少ない」所でも花粉が舞い上がって症状が強く出ることもありそうです。

●25日からは暖かく スギ花粉はピークへ

明日20日以降、24日ごろまでは気温は、全国的に平年を下回るでしょう。東京は10℃くらい、名古屋から福岡は10℃に届かず、真冬並みの寒さが続きそうです。花粉の飛散量は、東北から九州にかけて、しばらく「少ない」日が続く見込みです。

●いよいよスギ花粉のピークへ

花粉のピーク予測を見ると、東京や高松、福岡は2月下旬から、仙台や金沢、名古屋、大阪は3月上旬からスギ花粉のピークに入ると予測されています。22日から24日の3連休が明けた25日以降は、最高気温は平年並みか平年を上回るようになるでしょう。25日の最高気温は、東京は13℃、福岡は12℃の予想で、東京や福岡の花粉の飛散量は「やや多い」予想となっています。26日以降はさらに気温が上がり、ぽかぽか陽気になる日もありそうです。暖かくなると花粉が飛びやすくなります。1月からわずかに飛び始めていたスギ花粉は、予測通り、いよいよスギ花粉のピークへと突入しそうです。花粉症の方は、より一層、万全の対策が欠かせないでしょう。

●外出時にオススメの花粉対策

花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。

① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。

② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。

③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士