花粉飛散量 12日は少ない 15日と16日は東京でやや多い 強風と気温上昇注意
今日12日は東北南部や北陸、関東から九州まで花粉の飛ぶ量は少ないでしょう。ただ、関東など気温が上昇し、南風が強まる所もありますので、花粉症の方は万全の対策をしてお過ごしください。2月下旬になると九州や関東などでスギ花粉のピークに入りそうです。
●今日12日の飛散量は「少ない」見込み
関東から九州にかけて、既に花粉の飛散が始まっています。今日12日も花粉が飛びますが、飛散量は各地とも「少ない」見込みです。ただ、今日12日は関東など南風が強まり、気温が上昇する見込みです。場所によっては花粉の飛散量が増える所もありそうです。花粉症の方は万全の対策をした方が良いでしょう。
●2月下旬からピークに
この先の花粉の飛散量はまだ「少ない」所が多いでしょう。ただ、東京では、15日と16日は晴れて、最高気温が3月下旬並みの15℃くらいまでが上がる見込みです。ぽかぽか陽気になるため、花粉の飛散量は「やや多い」見込みです。
スギ花粉が非常に多く飛ぶピークの時期は、各地ともおおむね例年並みの時期となりそうです。福岡・高松・東京で2月下旬からの見込みです。まもなく花粉のピークに入るでしょう。3月上旬から中旬になると、広島、大阪、名古屋、金沢、仙台など広い範囲でピークとなりそうです。ピークの期間は10日から1か月ほど続く見込みです。3月下旬から4月上旬になると、ヒノキの花粉のピークとなりそうです。
強い風が吹く日や、急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなり、1平方センチメートルあたり100個以上観測される日がありそうです。花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。
●外出時にオススメの花粉対策
花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。
① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。