大寒波の影響で、今夜(5日)も北陸を中心にドカ雪になりそうです。新潟県や福島県の山沿いでは明日(6日)にかけて、24時間に100センチの降雪が予想されています。このあと夜暗い時間の大雪や猛吹雪になりますので、車の運転や外出は控えてください。8日(土)頃までは断続的に大雪が続く見込みです。

●JPCZは北陸周辺に 今夜から明日6日(木)も交通障害に警戒を

昨日4日(火)は帯広など北海道で記録的な大雪となりましたが、今日5日(水)は北陸付近に雪雲が集中して流れ込んでいて、降り方が強まっています。

平野部でも積雪が急増しています。午後3時の積雪は、富山市で51センチ(4日午前3時は0センチ)、金沢市は21センチ(4日午前5時は0センチ)、福井市30センチ(4日午前3時は0センチ)などとなっています。

今夜(5日)もJPCZと呼ばれる発達した雪雲の列は、新潟県や北陸3県、山形県、福島県、岐阜県周辺に流れ込み、6日(木)朝にかけてピークとなりそうです。6日18時までの24時間予想降雪量は、山沿いを中心に50センチ以上のドカ雪になる見込みです。特に新潟県と福島県会津地方との県境では、100センチの降雪が予想されています。

また、北海道の日本海側でも低気圧が通過する影響で、大雪や見通しが全く聞かないホワイトアウトになる恐れもあります。引き続き、不要不急の外出は控えるようにしてください。

●8日(土)頃まで大雪が続く 災害級の大雪に厳重警戒

週末にかけても、強弱を繰り返しながら積雪が増えそうです。

明日6日(木)の日中から7日(金)の日中にかけては、これまでよりは降り方が落ち着く所が多いですが、日本海側を中心に雪が降り続くでしょう。7日(金)夜から8日(土)にかけては、再び広い範囲で大雪になる見込みです。引き続き、災害級の大雪に警戒してください。

●雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を

もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。

車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。

防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士