4日(火)頃から強烈な寒波が襲来。厳しい寒さの中でも、スギ花粉は九州から関東で飛ぶ予想。飛散量は少なくても対策を。スギ花粉の飛散のピークは、福岡・高松・東京で2月下旬からとなりそう。

●花粉 シーズン初めから対策を

2月に入り、いよいよ花粉シーズン突入です。今日2日(日)は、九州から近畿では次第に天気が回復して寒さが和らぐため、油断せずに対策をしてください。東海や関東は、雨や雪が降る昼頃にかけては花粉の飛散が抑えられそうです。3日(月)以降も、九州から関東で連日「少ない」となっています。

4日(火)は冬型の気圧配置が強まり、西から冷たい空気に入れ替わるでしょう。7日(金)頃にかけては、日本の上空にこの冬一番の強い寒気が流れ込む予想です。日本海側を中心に大雪となり、北陸や北海道などでは猛吹雪となるおそれもあります。太平洋側でも雪雲が流れ込み、全国的に厳しい寒さとなるでしょう。寒暖差や気圧の変化による体調不良にも注意が必要です。

●スギ・ヒノキ花粉のピーク予想

スギ花粉が非常に多く飛ぶピークの時期は、福岡・高松・東京で2月下旬から。3月上旬から中旬には、広島、大阪、名古屋、金沢、仙台など広い範囲でピークとなるでしょう。各地とも、おおむね例年並みの時期で、ピークの期間は10日から1か月ほど続く見込みです。また、ヒノキの花粉のピークはおおむね3月下旬から4月上旬になるでしょう。3月の気温が高めに推移することから、ヒノキのピークは例年より早い予想で、期間は5日から2週間ほど続く見込みです。仙台はヒノキの飛散量は少なく、はっきりしたピークは現れないでしょう。

2025年春の花粉飛散量は、例年に比べて、九州から北海道にかけてのほとんどの地域で多く、非常に多い所もあるでしょう。前シーズン(2024年)に比べると、九州から近畿は非常に多く、北陸・関東甲信と東北南部も多い傾向です。東海は前シーズン並み、東北北部と北海道は少ないでしょう。

強い風が吹く日や、急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなり、1平方センチメートルあたり100個以上観測される日がありそうです。花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士