晴れる日が多い関東地方も、29日(水)から30日(木)は山沿いを中心に所々で雪。また、2月2日(日)の節分の日は、関東は山沿いを中心に雪が降り、平野部でも冷たい雨や雪になるでしょう。交通機関の乱れに注意。朝から気温は上がらず、日中も凍えるような寒さに。体調管理にも注意が必要。

●2月1日(土)は西から天気が下り坂 2月2日(日)は冷たい雨や雪に

向こう一週間は晴れる日が多いでしょう。ただ、29日(水)から30日(木)にかけて、関東の山沿いを中心に雪雲の流れ込んでくる所がありそうです。車で峠越えをされる方は、路面状況の変化にご注意下さい。最高気温は平年より高めですが、広い範囲で冷たい季節風が強めに吹きます。昼間でも暖かい服装でお出かけ下さい。

31日(金)になると、強い風は収まります。日中は穏やかに晴れて、日差しにホッとできるでしょう。ただ、空気は乾燥しますので、火の取り扱いには十分ご注意下さい。また、受験シーズン真っ只中となっています。帰宅後はうがい手洗いを徹底し、インフルエンザなどの感染症にかからないように、予防も万全になさって下さい。

2月1日(土)は、西から天気が下り坂で、2月2日(日)の節分の日は、関東各地で冷たい雨や雪が降るでしょう。

●2月2日(日)は関東の市街地でも雪の恐れ 交通機関の乱れに注意を

2月2日(日)の節分の日は、山沿いを中心に雪が降るでしょう。寒気の流れ込みは強く、市街地でも雨にまじって、湿った雪が降ることもありそうです。道路にうっすらと積雪する可能性もあります。車で外出を予定されている方は、早めに冬用タイヤに交換しておきましょう。また、当日に受験される方などは、交通機関に乱れが生じる恐れもあるため、時間に余裕を持ってお出かけ下さい。

なお、日中は気温がほとんど上がらず、5度にも届かない所が多いでしょう。冷たい風も相まって、昼間でも凍えるような寒さになります。マフラーや防寒性の高いダウン、厚手のコートなどで、寒さ対策も万全になさって下さい。

●ノーマルタイヤの危険性

雪道をノーマルタイヤで走行すると、タイヤが低温で固くなって吸着性が失われ、路面を摩擦で捉えることができなくなります。このため「滑る」「止まらない」「曲がらない」と、自動車が本来確保しなければならない動きが制御できなくなり、スリップ事故や渋滞の原因につながってしまいます。

雪道を時速40kmで走った場合、ブレーキを踏んでからクルマが止まるまでの距離は、ノーマルタイヤでは冬用タイヤの約1.7倍にもなるという走行実験結果もあります。

雪道でのノーマルタイヤは、とても危険ですので、冬用タイヤやチェーンを必ず装着するようにしてください。雪や雨が降ったあとの路面は凍結していることもあります。一見、路面に雪がないように見えても車の運転には十分な注意が必要です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士