日本海側を中心に昨日から降り続く雪で、大雪となっている所もあります。半日あまりで長野県では50センチに迫る雪の降った所がありました。このあと明日23日(月)にかけて100センチを超える雪が降る所もあるでしょう。大雪による交通機関の乱れや、雪崩、屋根からの落雪などに警戒してください。

●長野県では半日で50センチに迫る降雪

昨夜から日本付近では冬型の気圧配置が強まり、日本海側を中心に大雪となっています。午前9時までの12時間に長野県信濃町で44センチ、野沢温泉村では36センチ、群馬県みなかみ町藤原で33センチの雪が降りました。ほかにも新潟県津南町や福島県桧枝岐村でも30センチに迫る雪を観測しています。

●明日にかけてさらに100センチ超の雪も

このあとも強い寒気の影響を受け、日本海側を中心に雪が降り続くでしょう。明日23日(月)にかけて、東北や北陸、関東甲信など、多い所では100センチを超えるような雪が降ることもありそうです。一気に景色が変わるほどの雪で、雪崩や雪の重みによる建物倒壊などの危険度も高まります。十分にご注意ください。また、風も強まり、ふぶく所もあるでしょう。見通しが悪くなり、交通が乱れる恐れもあります。

日本海側だけでなく、東北や東海など太平洋側にも雪雲が流れ込む所もある見込みです。積雪や路面凍結の恐れがありますので、車の運転などは冬タイヤを装着するなど準備はしっかりしましょう。

●短時間の大雪　注意点は?

① 道路の除雪が追いつかなくなることで、車の「大渋滞」や「立ち往生」が発生する恐れがあります。特に交通量の多い国道や高速道路などでは大規模な立ち往生となり、復旧まで長時間かかることがあります。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。

② 「屋根からの落雪」にも注意が必要です。屋根に大量の雪が積もると、雪の重みで一気に雪が滑り落ちてくることがあります。特に軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど十分な注意が必要です。

③ 道路の側溝などに雪が積もってしまうと、水はけが悪くなり「道路が冠水」することがあります。特に雪の多い地域では消雪パイプからの水が道路に溜まりやすいので注意が必要です。

このほか列車のダイヤが大幅に乱れることも考えられます。計画運休などが事前に発表されることもあるため、大雪になる前から交通情報をこまめに確認してください。

情報提供元： tenki.jp日直予報士